みのさんが、OSK日本歌劇団「桜NIPPON 踊るOSK 2014」の東京・三越劇場(日本橋三越本店本館6階)での公演を鑑賞され、そのレポートを送って下さいました。
日本橋三越本店本館(2014年5月撮影)桜NIPPON 踊るOSK 2014@三越劇場(おもて)
OSKの新トップ、高世麻央さんの披露公演を兼ねていて、この9月に、京都(先斗町歌舞練場)、東京(三越劇場)、大阪(大丸心斎橋劇場)で行われます。
そのうちの東京公演です。
桜NIPPON 踊るOSK 2014@三越劇場(うら)



以下、レポートです(ネタバレ込みです)。
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OSKの「桜 NIPPON踊るOSK 2014」を、東京は日本橋の三越本店内の「三越劇場」で観劇して参りました。
色々思いはありますれど、しかし、何しろ今年もOSKが首都圏で観れた! その喜びば何ものにもかえがたいものがあります。
しかも「不世出の輝くトップ・桜花昇ぼる」退団直後とあっては、期待と同時に一抹の不安もあった事を正直に告白いたしましょう…しかし。

いや、桜花さん退団後もOSKはOSK! 日舞も洋舞も「ダンスのOSK」の面目躍如。本当に簡単そうに見える、例えば「単に両腕を上げる」だけの振り付けなのに、なんと切れ味が良い事か揃っている事か素晴らしいダイナミズムを感じさせてくれる事か…身体は嘘をつきません。日々の鍛練の凄まじさも、舞台では何気ない所作として洗練されて目に映るのでしょう。舞台人の鑑というべき、研鑽の成果まのあたりにして改めて拍手喝采です。

その上で…言えば、一部の日舞は些か構成や演出に難はありました。「カルメン」を下敷きにしている時点で、多くの他の舞台芸術分野の「カルメン」と比較されちゃうんですけど…まぁ肩透かし的な? 構成や演出の不自然さは否めないものがありました。ごめん。しかし。
日舞舞台で「買物ブギ」とは! 破天荒な躍動感に総毛立ちました。OSKにしか出来ない大歌手・笠置シヅ子への敬意と賛辞。出来ればこの景を、もっと拡張深化させて欲しい! 

二部の洋舞は更に興味深い内容でした。一種の「バッグステージもの」で、新トップ・高世麻央さんに「あて書き」したようなストーリーなのです。
悩めるスタァ・「ター君」こと高世さんを、いつも聞いているラジオのDJ・「キー坊」こと桐生麻耶さんが、共同体の結束の強さ尊さに気付かせ導くという…なんという筋書きでしょうか。まさしく「桜花さん退団後のOSK今ここに」みたいな展開を、率直すぎる位に表した舞台作品だったのです。
こちらはトリッキーな構成もテキパキして面白く、技ありの皆様巧みに、途中笑える? ツッパリ風俗も織り込み(微笑)、飽きさせる事か無い密度の高い構成でした。
若手や中堅も懸命さが光り、娘役は可愛らしく、誘導役のDJ・桐生さんが何しろ上手い…(「リフトの帝王」は演技力も絶品!)。そして。
新トップとしてOSKを背負う高世さんの、新しい魅力が十二分に感じられました! …いやぁ高世さん、こういうキャラクターも実は巧みだったんですね! 素敵です。
あとは音楽が、ジャズやR&B、ヒップホップなど米国黒人音楽ルーツを感じさせる雰囲気な曲調が多く、とても小気味良く現代的で、OSKの鋭いダンスに合っていました。個人的にむっちゃ好みです。

一部の構成の難を言うよりも、何しろ圧倒的なダンスと、新しい高世さんの魅力にしびれまくりました。個人的には改めて、高世さんに惚れ直したと申しますか…。
関西の皆様、行かないと損をされますょぉ〜とか言ってしまいましょう(笑)
尚、共に観劇したヅカびいきの義理の叔母は「同じ男役レビューでも宝塚にはこういう表現は出来ないわねぇ面白いわぁ」、老母は「のっぽさん」こと桐生さんにキャーキャーしながら「80歳過ぎてもファンレターって出していいのかしら…?」とか悩んでいます(微笑)
みの拝
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以上、レポートでした。

なお、この公演は東京公演は終了し、18日から26日まで大丸心斎橋劇場で。

大阪会場:大丸心斎橋劇場 
第1部 炎舞(カルメンより)
第2部 SHOW×SHOW「CONNECTION」
9/20()11時、15時
9/21()11時、15時
9/22(月)14時のみ
9/23()14時、17時半
9/24(水)(休演)
9/25(木)11時、15時
9/26(金)14時、18時半
9/27()11時、15時
9/28()11時、15時
(上記日程はOSK公式サイトより。)

東京公演と演目は同じ…だが、日を重ねるほど、面白くなっていくのがステージの魅力であります。


リンク:
9月「桜NIPPON 踊るOSK 2014」公演のお知らせ@OSK日本歌劇団
大丸心斎橋劇場