2日火曜日の夜は、道頓堀・大阪松竹座での「五月花形歌舞伎」初日、夜の部の公演へ。
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目当ては、三遊亭圓朝・作の怪談噺がベースの『怪談乳房榎(かいだん ちぶさのえのき)』。

パンフレットによると、十八世中村勘三郎さんが、上方歌舞伎の三世実川延若(じつがわ・えんじゃく)さんから指導され、当たり役にしたそうな。

見どころは主人公菱川重信含む役柄の違う3人を早替わりで演じきること。
終盤には早替わりに本物の水を使っての立ち回り。

勘九郎本人だけでなく、早替わりの役者にも高いスキルが求められる。それが決まらなければ、喝采でなく失笑になる。

実際、勘九郎は初演でないようだが、見事に演じきっていた。
水を使っての立ち回りも見事だった。

そして立ち回りしながら、中の水を客席に撒いていた勘九郎。
客に「もっと芝居に参加せえ。興奮せえ」といわんばかりだった。

パンフレットには平成3年道頓堀中座の『乳房榎』を大当たりにした当時の勘三郎さんへのインタビューが、廓正子さんにより、紹介されている。

延若さんの『乳房榎』のDVDを見た勘三郎さんがおもろい、やりたいと延若さんの自宅にかけつけ、教えを請うたそうな。

確かに勘三郎さんがおもろいと思うのがよくわかる。
うきうきしてやっていたんだろうな。

他には悪役の浪人、浪江を市川猿之助、主人公の絵師重信の妻、お関を中村七之助さんが演じている。
猿之助さんの浪江は初演らしい。
これから日を重ねるについて、役がしっくりくるようになるかな。

因みに勘三郎さんのときの浪江は、橋之助時代の中村芝翫さんが演じていたようだ。それには納得。


人気役者が揃っているのに、松竹座には一部空席が。
『怪談乳房榎』おもろいです。
大阪の多くのかたに見てほしい。歌舞伎の醍醐味、USJに負けないスペクタクル。
大いに興奮してほしいです。

公演は26日まで。幕見席設定あります。

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五月花形歌舞伎 | 大阪松竹座 | 歌舞伎美人(かぶきびと)
大阪松竹座「五月花形歌舞伎」初日、猿之助、勘九郎、七之助が見せた意気込み | 歌舞伎美人(かぶきびと)