7月23日日曜日は、道頓堀・大阪松竹座での「七月大歌舞伎」の夜の部の公演へ。
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毎年7月に必ず行われている松竹座の七月大歌舞伎は、今年は大阪松竹座の新装20周年記念。

大阪松竹座は、1997年に歌舞伎専用の劇場として再オープンするまでは、洋画封切りの劇場でした。
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旧・松竹座の地下に名画座があって、「松竹芸能」の本社もありました。

外観はかつての洋画座そのままなんですが、中は歌舞伎の劇場に生まれ変わりました。
生まれ変わって20年。
劇場は3階から。エスカレーターで3階席のある5階へ。

日曜日なのと出演者が豪華なので、3階席までびっしり満場でした。

番組は

一、舞踊『舌出三番叟(しただしさんばそう)』
一、通し狂言『盟三五大切(かみかけて さんごたいせつ)』


午後4時開演。
一幕目の『舌出三番叟(しただしさんばそう)』は松竹座の開場20年を記念して選ばれたか。
中村鴈治郎さんと中村壱太郎(かずたろう)さんの父子共演。
とにかく中村壱太郎の若い娘が美しい。やばい。成駒家、安泰。

15分ほど幕間休憩後は、目当ての『盟三五大切(かみかけて さんごたいせつ)』。
片岡仁左衛門さん演じる主人公、前半のダメダメ男が、後半、冷酷無比に変わる。
大阪の曽根崎で起こった実話がベースにあってえげつない話であるが、そこは歌舞伎。
残酷の中にも美があって。ニヒルが似合う仁左衛門さん。
ただ終盤の小万の嬲り(なぶり)殺しはテンポが長く感じ、諄い気がした。

中村時蔵さんの小万、市川染五郎さんの三五郎もよかったが、尾上松也さんの六七八右衛門が素晴らしかった。
現在放映中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」での今川氏真公とは全然違う役どころ、三な役どころだけどうまく、最後にもってかれた。
あと前述の壱太郎さんが、芸者役で出ているが、ここでも美しい。やばい。

この話、完全懲悪ではないが、人間がもつ恐いところ、情念、業がよく描かれている。
と同時にユーモアもあって。鴈治郎さん扮する家主役がコミカルである。

公演は27日木曜日まで。

片岡仁左衛門『盟三五大切』



リンク:
大阪松竹座−歌舞伎・演劇|松竹株式会社
仁左衛門が語る『盟三五大切』 | 歌舞伎美人(かぶきびと)