8月8日火曜日の夜は、なんばグランド花月での桂文珍さんの独演会「88文珍デー」へ。
吉例第35回桂文珍独演会@なんばグランド花月


2年ぶりの88文珍デー。
なんばグランド花月


劇場入口で呼び込みする「西川きよしさん人形」が指で示すのは「第35回」を示す「3」と「5」。
西川きよし人形



演目は。

『ねむれナイト』桂珍幻彩
二人癖』桂文五郎
くっしゃみ講釈』桂文珍
(仲入り)
医事漫談 ケーシー高峰
鹿政談』桂文珍

開口は、文珍さんが「珍幻彩(ちんげんさい)」名義で登場。
一通りマクラを振った後は、創作の『ねむれナイト』。

二番手は、文珍さんの四番弟子、文五郎さん。
若いお弟子さんが入られた。
これまでNGKでの文珍独演会での前座さんは、20年を越えるキャリアの楽珍さんや珍念さんが出ていた。開口一番で出るなら若い噺家さんでと思っていたので。
交通事故で足を負傷されていたようだが、完治された様子。
噺は『二人癖』。

本来なら文五郎さんが務める舞台番(高座返し。名びらの捲りや、座布団の裏返し、など高座のセッティング)を筆頭弟子の楽珍さんが務められた。
ケガしている弟弟子を思う筆頭弟子の心意気。
その後、文珍さんが楽珍さんの”ほんわか”エピソードを披露されていましたが(笑)

文珍さんの二席目は『くっしゃみ講釈』。
普段の寄席とは違い、落語にサラの客が多いためか。
普段の寄席とは違うところで拍手が起こるのが新鮮でありました。
例えば、噺の中で、講釈師が講談『難波戦記(なんばせんき)』の一部分を語る場面など。
タテ弁で詰まるとこなく語り切らなければならない。難しい場面ではあるんですが。

仲入り休憩明けて、ゲストのケーシー高峰さん登場。
普段の東京の寄席、演芸場で見られる医事漫談。
退院した、この日、ケーシーさんの医事漫談を聴けたのは良いタイミング。
今年84歳のケーシーさん。
中々大阪に来られない(大阪での舞台出演は十数年ぶりとのこと)ので、よござんした。

文珍さん3席目は『鹿政談』。
この噺。私が初めて生の落語を聴いた高校生のとき。
学校が主催した学校落語会のゲストに、文珍さんの師匠の五代目文枝(当時は桂小文枝)さんが口演された噺でした。
奉行の名裁きにより、正直者の豆腐屋のおやっさんが報われる。筋を知らずに聴いて、30年たった今でも。文枝さんの口演が忘れられません。

その文枝さんの十八番ともいえる噺を文珍さんが受け継いで高座に掛けられた。
文枝さんとは語り口は異なりますが、学校落語で聴いたあのときのことが甦りました。

奉行の名裁きに感極まりました。

終演は21時半。

88文珍デーでは、会場の入口で飾られてた花輪を崩して、花束にして観客に配られます。
今年も、エエ花を頂戴して、帰路につけました。
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