4月27日金曜日の夜は、天満天神繁昌亭での「花菱の会」、桂福車さんの追悼公演へ。
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「花菱の会」の「花菱」とは、三代目桂春團治一門の紋のこと。

番組は。
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『開口一番』桂文五郎
粗忽長屋』桂春雨
『象引物語』(ぷうち古谷・作)桂花團治
佐々木裁き』桂梅團治
(仲入り)
座談会 梅團治・花團治・春雨
落語ビデオ放映『掛け取り』桂福車

福車さんに稽古をつけてもらった、あるいはつけた・・・福車さんとの縁(ゆかり)のある噺で番組が構成されたようだ。

仲入り開けて、お三人さんの座談会というよりは、福車さんのかつてのマクラ噺の録音を聴いて、懐かしむのがメインであった。

福車さんの一本気な語り口と声量。
録音のほかには、エピソードも。
先輩後輩に愛されていたようだ。

この日、お茶子を務めた福車さんの娘さんとのエピソードもマクラ噺に。
口悪く云いながらも、父親としての愛情を感じる。

最後は福車さんの高座のビデオ上映。
舞台の上から収納されていたスクリーンが降りてきて、福車さんの高座が上映されました。

噺は『掛け取り』。
大晦日、借金取りをあらゆる算段で追い払う噺なのだが、演者によってその内容が変わるのが。
以前聞いた染丸さんのは、芝居好きを相手に即興芝居で借金取りを追い返してしまうのがあったりと。
福車さんのは、返していないのに受領証を書かせてしまう。リアルだとえげつないけど、落語だと笑ってしまう。

噺が終わると、福車さんの動きが止まってビデオ終了。
終演となりました。

動きが止まってままでのビデオ終了。それが本人がここにいないこと。
そのまま旅立っていったことを感じさせ、強烈に寂しさがこみ上げてきました。

噺家として、これから脂がのってくる年齢とキャリアであるのに。残念。
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リンク:
204.象引物語〜泣いたり笑ったり、怒ったり……とかく桂福車は忙しかった〜 - 三代目桂花團治のブログ〜蝶のはなみち〜