5月4日土曜日は京都・上七軒歌舞練場での桂南光さん、桂米團治さん、桂吉弥さんの三人会へ。
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上七軒歌舞練場で毎年この時期に米朝一門の落語会が開かれていて、お三人の会は5年連続という。
私は3年前に桂南天さんの襲名披露を鑑賞して以来。
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この会が他の落語会と違うのは、京都最古の花街(かがい)「上七軒」の芸妓さん、舞妓さんが出演すること。
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そのため、落語会の料金が6500円で割高であるのは、この会場と芸舞妓さんへのギャランティかと理解。
落語会だけでなく、綺麗所も拝めるのですから、高くないです(微笑)

正面から入ってお庭に池、趣きある会場。
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歌舞練場の客席はほぼ満席に。
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午後2時の開演。

まずは上七軒芸舞妓さんの踊り。
題名は『雛鶴三番叟(ひなづるさんばそう)』。

その後緞帳が下がって花道から南光さん、米團治さん、吉弥さんが登場。
着物は大喜利で来てそうな単色の。
舞台替えの繋ぎかと。

その後、芸舞妓さんや下座のかたを交え「お茶屋の遊び」を披露。
今でいうところのイス取りゲームを座布団で。
米團治さんが「お茶屋の遊び」について監修DVDをリリースされていることもあってか、生き生きされてました。それはOSKのダンサーだったお母様(中川絹子さん)譲りか?

お三人さん引っ込まれた後は落語が四席。

まずは鯛蔵さんで『牛ほめ』。
「こんなん焼けたらひと晩やで」は、よう受けてました。
お札は愛宕さんやなく秋葉さん(静岡県浜松市の秋葉山本宮秋葉神社のこと)でした。
愛宕さんのお札は使うのは、京都出身である桂米二さんのオリジナルでしたっけ。

続いて南光さん。
マクラでは花街つながりで米朝さんに紹介された祇園のとあるバーで盛り上がり、たまたま店にいたユーミン(歌手の松任谷由実さん)に請われて勢いで裸になったエピソードが。
以来、名前を知ってもらって交流があるという。
かつて立川談志さんが「囃されたら踊れ」といったそうですが、それを地でいく。
噺のほうは『桜の宮』。
仇討ちを茶番で興じようとしたら、ほんもんの侍に洒落が通じず危うく…な噺。

仲入りは長め。
古い構造物の歌舞練場はトイレへの通路が狭く大混雑。その為。

中入り開けて、吉弥さん。
酒の描写が肝の『試し酒』。
噺の中で、大杯(さかずき)のことを「武蔵野」と呼ぶ。
「野が見渡せてない」から「飲み干せない」になるから。
でも上方落語で「武蔵野」って? とおもたら、もともとはあっち(江戸落語)の創作なようで。

トリは米團治さんで『愛宕山(あたごやま)』。
大阪出身の幇間一八。大阪人の気質をデフォルメして描写されている。
京都人との対比がおもしろく、大阪人のアウェイ感がよく出ています。
大阪人な私は、生で聴くとき、毎回苦笑。
実際の「愛宕山(あたごさん)」は標高900m台あって、かなりヘヴィーな登山が強いられるようだ。
昔の人は健脚だったんだろうが、落語見たいに簡単に行かない。
実際遭難事故あったようで。登られる際はお気をつけて。

約2時間半で終演。
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第9回上七軒落語会 南光米團治吉弥三人会@上七軒歌舞練場
踊り『雛鶴三番叟(ひなづるさんばそう)』上七軒芸舞妓
ご挨拶 桂南光、桂米團治、桂吉弥
お茶屋の遊び 上七軒芸舞妓、南光、米團治、吉弥
落語『牛ほめ』桂鯛蔵
落語『桜の宮』(江戸落語相当:花見の仇討)桂南光
(仲入り)
落語『試し酒』桂吉弥
落語『愛宕山(あたごやま)』桂米團治

三味線:浅野美希
鳴り物:桂二乗
舞台番:桂弥壱

リンク:
上七軒歌舞会
上七軒匠会
桂 米團治(かつら よねだんじ)オフィシャルサイト

米團治さん監修のお茶屋DVDです。花街は上七軒でなく先斗町、宮川町ですが。