5月18日土曜日は、大阪松竹座での「笑う門には福来たる - 女興行師 吉本せい -」昼の部の公演へ。
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矢野誠一さん原作の同名小説を、3年前に舞台化された作品の再演。
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当時の出演者は変わらず。

物語は吉本興業を興し興行師、吉本せいさんを主人公に。
基本的には史実通りで一部設定が変わってました。

2年前にNHKの連続テレビ小説「わろてんか」で吉本せいをモデルにした興行師が主人公のドラマがありましたが、あちらはテレビの朝ドラなので、ソフトな描き方。
ドラマの後半は亡くなった旦那がしょっちゅう幽霊で出てきて、ファンタジー化してましたが(笑)

山崎豊子さんも小説『花のれん』で吉本せいをモデルにした興行師を主人公にしていて、
あの『花のれん』の多津を主人公にするなら少し年季の入った役者さんでないとだめだろうし。
#オーディションで募集した新人な女優さんでは無理でしょうな。

小説読んでおられないお客さん結構いたようで。
物語の後半で、せいと恋におちた代議士が自死したことが、いわゆる「ナレ死」で伝えられると、松竹座の客席どよめいてました。

初代桂春団治役には林与一さん。
あの必殺シリーズの『必殺仕掛人』に出てはった正統派の男前の俳優さんですが。
初代桂春団治というよりは三代目の春団治師を彷彿とさせるような。
非常に、しっくりきました。

吉本せいの旦那の吉本泰三役には田村亮さん。
上方喜劇に出てくる「夫」は男前やけど、あかんたれな男を好演。
関西の人やから当然ですが、大阪のセリフもしっくり。

あと端役ですが、吉本の小屋に出演する落語家役で桂文三(ぶんざ)さんが出ていました。
本職役で。
あの甲高い声なので、三階席の最後列からでも彼だとすぐにわかりました(笑)

主演の藤山直美さんがガン闘病から復帰されてから初の大阪での舞台。

楽しみでした。
きっちりとしたお芝居の後、緊張の緩和を実践するかのようなアドリブを投じ、場内を沸かせるそのタイミングが絶妙です。

今年でお父さんの藤山寛美さんがなくなった60歳になるという直美さん。
今後は体調にも気をつけてながらというてはりましたが、今後も舞台で楽しませてほしいです。
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「大阪松竹座」での公演は来週26日(日)まで。
7月には東京「新橋演舞場」で公演があるようです。
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リンク:笑う門には福来たる〜女興行師 吉本せい〜@松竹株式会社