6月15日は東京・三宅坂「国立劇場」での歌舞伎鑑賞教室へ。
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「国立劇場」で、毎年数回行われている歌舞伎鑑賞教室。

今月は若手女形の中村壱太郎(かずたろう)さんが人形振りを演じると聞いて、行ってみた次第。

「国立劇場」は以前東京に住んでいたときに、小劇場で「文楽」を鑑賞したことがありますが、大劇場は初めて。
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地下鉄半蔵門線「半蔵門」駅から徒歩数分。
半蔵門線ホームから標識がわかりやすいところに標示されており、迷わず辿ることができます。
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歩いて見えてきた校倉造を模した建物が。
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大劇場は1610席もあり、横に大きな劇場。
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3階席の端のほうを前売りでとっておきました。
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席はゆったりの。さすがは国立。
花道はすっぽんあたりまで拝めました。

「歌舞伎鑑賞教室」の名前の通り、実際に高校生の団体が1階席の前列で鑑賞していました。
私が高校生のときも、学校で「歌舞伎鑑賞教室」に出かけたことがあったことを思い出しました。
会場は大阪厚生年金会館(今のオリックス劇場)の中ホールだったと思います。
演目や出演者は失念しました。

午前11時開演。
第一部は「歌舞伎のみかた」。
タイトルの通り、歌舞伎の見方を紹介する時間。30分ほど。
進行は中村虎之介さん。弱冠20歳くらいだったかと思います。
しっかりした進行。大したものです。
途中前列で鑑賞していた高校生がよばれ、舞台に参加。
「ワークショップ」化していました。
彼らの心を惹きつけるため、いろいろ工夫されているように思いました。
なぜなら、彼らは学校の課外授業で来ていて、みずからチケットを買ってきている訳でないんで。

「歌舞伎のみかた」の最後には写真撮影、ツイートする時間が設けられていました。



20分ほどの幕間休憩の後、第二部の歌舞伎『神霊矢口渡(しんれい やぐちのわたし)』。
江戸時代「平賀源内」が、『太平記』をもとにした戯作物。
そのうちの四段目「頓兵衛住家の場」が今回上演。

話としては。
南北朝時代の武将、新田義貞の子義興が武蔵国矢口渡で謀殺された後、遺児徳寿丸を守り立てる遺臣の苦衷と義興の弟義峰をめぐる悲劇を中心とした作。
義峰は御台うてなをつれて落人の身となり、矢口渡で渡守頓兵衛の家に宿を求める。
応対した頓兵衛の娘お舟は義峯の気高さに魅せられ2人を泊める。
しかし頓兵衛は北朝側(足利)の者で前述義興を謀殺した実行犯。金にするため義峰を討とうとするが、お舟は身代りに立って二人を助ける。。。

今回は「成駒家」の中村鴈治郎さんと中村壱太郎さんの父子共演でした。
鴈治郎さんは極悪非道な頓兵衛を好演。
主演もいいのだが、脇に回ったときの鴈治郎さんが巧くて。
強欲の余り、娘を殺めてしまう、えげつないおっさん、をね。

壱太郎さんはお舟。圧巻。
おそるべし成駒家DNA。

最後は人形振り。
壱太郎さん演じるお舟を人形に見立てての舞踊。
悲しさが極まる。
後見(黒子さん)2人との息が合ってないと成り立たない。
それもバッチリでした。

2時間ちょっとの公演時間。
これで1900円(3階席)とは。

3階席は空席余裕ありました。
傑作舞台を多くのかたに観てもらいたいです。
24日(月)まで。
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リンク:
令和元年6月歌舞伎鑑賞教室「神霊矢口渡」@日本文化芸術振興会
神霊矢口渡 - Wikipedia
【6月歌舞伎鑑賞教室】『神霊矢口渡』好評上演中! 6月24日(月)まで | 国立劇場歌舞伎情報サイト | 独立行政法人 日本芸術文化振興会