NHKのEテレで放送されている「日本の話芸」。
月に一度はNHK大阪ホールで収録した上方落語が放送される。
今月は、桂米團治さんの『本能寺』。
NHK日本の話芸『本能寺』桂米團治(2020年9月放送)
初回放送、再放送は見逃して、今朝26日朝4時半から総合テレビでの再々放送で視聴できました。

この噺、高座にかける人がいなくて永らく途絶えていたものを米團治さんのお父さんである桂米朝さんが掘り起こして復活したもの。ほんま米朝さんは凄い人。
芝居のパロディーでなく、芝居そのものを演じるのがおもろい。演者さんの力量と素養が試される。
その点、米團治さんは似合う(におう)てはる。
上方落語は下座にハメモノ(笛や太鼓など)入るので賑やかに。

#朝4時半からの放送では単調な噺ではまた眠りについてしまうから(笑)

『本能寺』で演じられるのは明智光秀(芝居の中では武智光秀)が主人公の『三日太平記』。光秀が主人公といえば『絵本太功記』ですが、それに先んじて拵えられたお話(という説がある)。
実名を使うと、差し障りある(江戸時代当時は体制批判に繋がるから)ので名前を変えられている。

地デジはくっきりした映像で、米團治さんの皺の皺までくっきりと容赦なく。
「若旦那」と思っていた米團治さんは還暦過ぎてて、今は「米朝事務所」の社長。そりゃ苦労が皺に。

放送は無観客の「NHK大阪ホール」で収録。
客が入っていないので、笑いが起きそうな場面やのに静かやねん。
「米團治さん思い切りスベってるやん」と勘違いしそうな(をい)
昔NHKがリリースした落語CDがスタジオ収録で客の笑い声が入ってなかったのを思い出しました。

マクラでは歌舞伎に因んで、昔京都南座で「猿之助のすべて」と題した公演で、先代の市川猿之助さん(市川猿翁さん)と一ヶ月間ご一緒した話。
先代猿之助さんの代表作の外連(けれん)を実演で見せてくれる公演で、米團治さん(当時の小米朝さん)はその公演の司会進行を担当していたようだ。

めちゃ見たくなったよお。