『東京2020オリンピック SIDE:A』を某シネコンのレイトショーで。
公開前からいろいろ批判があった作品でイザ公開に入って「入りが悪い」とのことで、興味本位で映画館へ。
実際に平日レイトショーということもあり、悪かった。
その前評判とは違った作りな印象でした。
映画の序盤は五輪開催に至るまでの経緯に触れられ。五輪反対運動の映像もあったが。
五輪が開幕した後は大会に出場するアスリートやその家族に、その心の中まで追っていた。
難民指定され、別の国の選手として出場した柔道選手。
乳児との入国が認められた女子マラソン選手（選手の夫が子育ての為に同伴入国した）。
コロナ禍で五輪が延期となり、五輪を待たずに引退した女子バスケットボール選手。
空手のルーツ沖縄出身者が獲得した本土復帰後の金メダル。などなど。
五輪映画なので五輪の映像も使用され、大接戦だった女子ソフトボール決勝の日米戦は迫力満点であった。
ナレーション無しで、選手や家族、関係者の”生の声”が綴られていた。
迫力ある映像以外は淡々と進む。
河瀬直美作品は淡々とした映像が多いので、とくに五輪映画だからという訳でなく。
SNS上で左右両方から前評判が悪かった印象ですが、この「SIDE：A」に関しては一見の価値あると思いますが。
映画館での大画面で見るのがいいです。
入りが芳しくないので、見たいと思うからはお早めに映画館へ。
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