2022年のプロ野球日本シリーズ第７戦は、バファローズがスワローズを５−４で下し、日本シリーズ優勝を決めました。
バファローズの日本シリーズ制覇は、1996年の「オリックス・ブルーウェーブ」以来26年ぶり。
前身の「阪急ブレーブス」時代を含めて５回目。
2004年までの「大阪近鉄バファローズ（近鉄球団）」の愛称を受け継いだ「バファローズ」としては、近鉄球団時代を含めて、初の日本一です。
試合は初回、先頭打者の太田椋選手。
スワローズ先発サイスニード投手のストレートをフルスイング。
打球はセンターバックスクリーン左への「先頭打者アーチ」。
綺麗なスイング。
幸先良く先制できました。
５回表には追加点の場面。
先頭の伏見寅威選手が右前打で出塁すると、続く打者、宮城大弥投手はバントの構え。
サイスニード投手の初球を、三遊間寄りへバント。
スワローズの野手が打球処理をもたついる間に宮城投手は一塁へ。
これまで、そつのない野球をしてきたスワローズには有り得ないミス。
続くは先頭打者アーチ放った太田椋選手。
サイスニード投手の初球を三塁方向にスクイズ。
これまたスワローズの野手が処理するのをもたついている間に、太田選手は一塁へ。満塁に。
続く宗佑磨選手は一塁ゴロ。走塁が遅かった三塁走者が封殺され、併殺。
二死二三塁となりますが、
中川圭太選手が四球を選び、再び満塁に。
打席には吉田正尚選手。満塁なので申告敬遠できない状況。
サイスニード投手の初球が、吉田選手を直撃。押し出し死球となり、三塁走者生還。スコア２−０。
続くは吉田選手とは同じ大学の先輩。杉本裕太郎選手。
サイスニード投手の３球目。外角ストレートを左中間へ。
打球はセンター塩見泰隆選手のグラブを撥ね、後逸。
その間に３人が生還。塩見選手の適時エラーとなり、スコア５−０。
日本一に王手のバファローズがスワローズを大きくリードします。
先発宮城投手は５回を無失点に。６回からはリリーフ陣の継投となりますが、
９回に三番手山崎颯一郎投手がスワローズ打線に捕まります。
先頭から安打２本を続けられると、四番村上宗隆選手には右前打で１点を返されます。
更に続くは好調なホセ・オスナ選手。
山崎投手の四球目。甘くなったスライダーを捉えられ、左翼席へ。
３ラン本塁打となり、スコア５−４と１点差に迫られます。
スワローズの勢いを止めたのがここでマウンドに上がった比嘉幹貴投手。
後続の打者２人を抑え、それ以上の失点を許しませんでした。
９回にはジェイコブ・ワゲスパック投手。
スワローズ打線を３人で締め、バファローズが日本一が決まりました。
「オリックス・バファローズ」としては、愛称として「バファローズ」を名乗っていた近鉄球団を含めて初の日本一。
前身の阪急ブレーブス、オリックス・ブルーウェーブ時代を含めると、５度目の日本一となります。
26年ぶりとなります。
中嶋監督。
シリーズMVPは杉本裕太郎選手。
今季レギュラーシーズンでは不調でしたが、シリーズではここ一番の働きでチームを日本一に導きました。
大したもんです。
「近鉄バファローズ」としては叶えられなかった日本一。
2005年より名前を受け継いだ「オリックス・バファローズ」が18年かかってようやくの日本一です。
おめでとうございます。
（画像はNHKサンデースポーツ、フジテレビ中継より。）
【日刊カメラマン📸】
— 真柴健【日刊スポーツ・オリックス担当】 (@nikkan_mashiba) October 30, 2022
ノーサイドの笛。 pic.twitter.com/c7cnT79Hm2
◆10月30日 明治神宮野球場
スワローズ ４−５ バファローズ
Ｂ １００ ０４０ ０００｜５
Ｓ ０００ ０００ ０４０｜４
（2023.7.31 18:48追記）
先ほどタイムフリーで試合終盤を聞きました。そして試合終了後の洗川（あらいかわ）アナウンサー「大阪近鉄バファローズを愛した皆さん。バファローズの名を冠したチームが初めて日本一の座につきました」に涙が…。触れてくれて感激しました。#bs2022 #近鉄バファローズ #洗川雄司 https://t.co/hFAFzuLgSI
— MASARU (@masaru_bu) November 1, 2022
