大阪はミナミ、道頓堀川に架かる「戎橋（えびすばし）」です。
江戸時代の1615年（元和元年）、道頓堀川開削とともに掛けられた橋で、橋の両岸の町衆が費用を持ち寄って掛けられた。
橋名の「戎（えびす）」は「今宮戎神社」との関連は考えられるが、定かではないらしい。
明治時代に鉄橋に掛け替えられた後、大正末期に、鉄骨鉄筋コンクリートの橋に架け替えされた。
現在の「淀屋橋」と同じく、アーチ構造に三連窓の高欄（柵のこと）。重厚な作りだったと記憶。
先の戦争では界隈は焼き尽くされたが、この「戎橋」は石橋だったので、焼失は免れた。
現在の「戎橋」は2007年に架け替えられた。
橋の中央部分は広場をもつ円形構造。
この橋で繋がっている南北の筋は、橋より北が「心斎橋筋」。
南が「戎橋筋」。南海電車の線路脇に沿って、今宮戎神社に至っている。
毎年１月10日の「十日戎」の「宝恵籠（ほえかご）」行列は「宗右衛門町（そうえもんちょう）」の料亭「旧・南地大和屋」跡をスタート。
途中、この橋を経由して一路南へ。今宮戎までの経路だったかと。
日頃は国内外の観光客で往来の激しい橋ですが、日曜日の早朝７時台は清掃員のほか、まばらな人出でした。
戎橋
大阪市中央区道頓堀1丁目
地図リンク：
・大阪市：戎橋（えびすばし）
・ 戎橋筋商店街
・道頓堀商店会
