３月３日日曜日は、東大阪市花園ラグビー場でのラグビー・リーグワンD1第８節、コベルコ神戸スティーラーズ×トヨタヴェルブリッツ戦へ。
スティーラーズ、ヴェルブリッツ両軍に所属する世界の優秀選手が対峙する一戦。
明日大阪で激突する #オールブラックス の面々🇳🇿#ラグビーワールドカップ でのハカを振り返り🔥#コベルコ神戸スティーラーズ#ブロディ・レタリック#アーディー・サベア#トヨタヴェルブリッツ #アーロン・スミス#ボーデン・バレット#RWC2023 pic.twitter.com/EP6SvOjRPU
— ラグビーワールドカップ™ (@rugbyworldcupjp) March 2, 2024
ということもあり、チケット売れ行きがよく、３週間前には指定席が完売。
寒空にも関わらず、15000人近くの観客を集めました。
メンバーは。
対するヴェルブリッツもベストなメンバーかと。
写真が掲載されてるSO（スタンドオフ）ボーデン・バレット選手は１ヶ月ぶりの復帰。
試合は序盤からホストのスティーラーズのペース。
開始５分。相手陣内でペナルティを獲得。
キッカーはブリン・ガットランド選手。
これは失敗に終わるものの、この後も主導権を握ったまま試合は進みます。
その中でもヴェルブリッツのSH（スクラムハーフ）、アーロン・スミス選手が繰り出すパスの技術が巧みで、非常に脅威でした。
そんな中、前半12分に先制トライ。
相手インゴール手前でのラインアウトから。
そのまま押し込みました。遠いサイドでの密集でよく見えませんでしたが。
決めたのはアーディ・サベア選手（７番）でした。１トライ目。
その、直後には自陣でボールを奪うと、
パスでインゴールまで繋げましたが、
途中のパスがスローフォワードを取られ、トライならず。
その後も攻撃の手を緩めないスティーラーズは前半20分。
連続攻撃から、途中出場の右CTBラファエレティモシー選手が繋げると、
最後は大外にいたアーディ・サベア選手が
インゴールに持ち込んでくれました。
サベア選手、この日、２トライ目。
その後のコンバージョン・ゴールも決まって、
スコアは12対０。
その後、守備の間隙を突かれ、ヴェルブリッツに２つのトライを決められます。
ヴェルブリッツ１トライ目直後のボーデン・バレット選手のキック。
ヴェルブリッツのジャージ。
背中には選手ごとに入る「トヨタ自動車」の車名が異なって。
バレット選手は「クラウン（CROWN）」。
イケメンです。
この後、前半終了間際の38分、スティーラーズはヴェルブリッツ陣内でペナルティを獲得。
ブリン・ガットランド選手がキックを確実に決め、
前半は15対12のスティーラーズリードで折り返し。
前半は一時、守勢だったスティーラーズでしたが、後半は再び攻勢に。
相手陣内でボールを奪うと、
アーディ・サベア選手（７番）が仕掛け
相手ラインを切り裂くと、
左に展開、
最後はSOブリン・ガットランド選手が
この後、コンバージョンゴールが蹴りやすいように、自らゴール中央に持ち込みました。
コンバージョンもきっちり決めて、
スコア22対12。10点差に。
この日の花園ラグビー場のスタンド。閉鎖されてた北側のゴール裏以外には観客が。
トップリーグ時代には考えられない。観客の数。
後半８分、自陣でペナルティをヴェルブリッツに献上。
キックをボーデン・バレット選手に決められますが。
スコアを７点差に詰められますが。
この後、後半12分に、この試合の勝敗の分岐点が。
スティーラーズ陣内でのヴェルブリッツのパスを。
スティーラーズの右WTB（ウイング）山下楽平選手がインターセプト。
一気にトップギアの楽平選手は
75ｍを独走。
走りきりました。
最後は鳥が舞う中、ゴール中央にトライ。
スコア29対15に。
インターセプトトライの３分後には、追加のトライが。
相手陣の右サイドで攻撃の起点を作ると左に展開。
山中亮平選手が繋いで
更に左へ。
最後はアーディ・サベア選手が
鳩がたたずむ、インゴールエリアに。
飛び込みました。
肩打ったんか「オー痛い」なアベア選手。この日３トライ目、ハットトリック。
直後のガットランド選手のコンバージョンも決まって、
スコア36対19。ヴェルブリッツとの点差を引き離します。
世界の一流選手が対峙する場面。
ボーデン・バレット選手に激しくタックルするブロディ・レタリック選手。
大相撲で見られる「浴びせ倒し」。一足早くの三月場所な。
花園メインスタンド、大いに盛り上がりました！！
後半27分には、グルメインスタグラマーの姫野和樹選手（７番）に、トライを返されます。
日和佐篤選手のタックルも叶わず。
スコア36対22。
攻撃の手を緩めないスティーラーズは後半30分、
相手陣内でNo8（ナンバーエイト）ティエナン・コストリー選手がライン突破。
そのままトライ。
会心のトライだったようで。この喜びよう。
ガットランド選手のコンバージョンも決まって、スコア43−22。
余裕をもってゲームを拝める展開に。
ここまでの激戦に、FB（フルバック）山中亮平選手。足攣ったようで。
手当を受けていました。
ここで激戦の立役者の一人、ブロディ・レタリック共同キャプテンが交替。
浴びせ倒しが強烈でしたわ。
その２分後には、山中亮平選手が。
突破を図ると
マイケル・リトル選手に渡って
繋いで、
繋いで
起点を作って、右へ展開。
最後はアーディ・サベア選手が決めるかと思ったら、
更に大外のガットランド選手に渡って、
決めてくれました。
トライ後のコンバージョンも決まって。
後半の怒濤の攻撃の最後は38分、
アーディ・サベア選手にボールが渡ると、
自在にステップを切って、相手ディフェンダーを振り払い、
そのままトライへ。カメラ追いつけなかった（汗）
80分でこのパフォーマンス。ほんまヤバかった。
ガットランド選手も、（李承信選手負傷交替もあり）フル出場。
きっちりコンバージョン決めました。
怒濤のトライショーの最終スコア57対22と大差に。
このままノーサイドへ。
激戦はスティーラーズが制しました。
チームは４連勝ですが、ホストゲームとしては、ようやく２勝目。
健闘たたえる両軍選手。
◆３月３日 東大阪市花園ラグビー場
神戸 57−22 トヨタ
（前半15−12）
（後半42−10）
リンク：
・コベルコ神戸スティーラーズ vs トヨタヴェルブリッツ（NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1：2024年03月03日）
この試合の最優秀選手には圧巻４トライのアーディ・サベア選手。
激走トライ直後で息ぜえぜえの。
副賞の「神戸ビーフ」も。
ゲームスポンサー賞は「30万円」。
スポンサーのTYONは元コベルコスティーラーズの高森雅和さんが社長で。
リンク：
・NTTリーグワン2023-24 第8節のマッチデースポンサー決定について｜コベルコ神戸スティーラーズ
・【ラグリパWest】高森雅和 [Cycurity Japan 代表取締役社長／早稲田大学ラグビー部OB] - ラグビーリパブリック
今季のスティーラーズ、攻撃の精度は上がってきた感。
次のホストゲームは強豪「ワイルドナイツ」戦。愉しみにしておきます。
にしてもサベア選手、最後までヤバかった。
以上、花園から、このへんで。
＃癒やし系の具くん（微笑）
以下、試合後のスティーラーズ、デイブ・レニーヘッドコーチの話
（リーグワン公式より）
===
「コベルコ神戸スティーラーズ（以下、神戸S）にとって本当にいい日でした。いいチームを相手に自分たちがやるべきことを丁寧にやり切ることができた試合でした。長いフェーズ、長い時間でもしっかりいいディフェンスができましたし、そこからターンオーバーしたチャンスを自分たちで得点に変えることもできました。しっかり成長している部分が見えたので良かったです。ただ、まだまだここが自分たちの完成型かといったらそうではないですし、しっかりこれからも成長を続けていきたいと思っています」
──「やるべきことを丁寧にやり切ったことが勝利につながった」との話だが、具体的に教えてもらえますか？
「ここ数週間、3週間ほどのオフ明けから本当にいい準備ができている状況で、それに関して言えば、ゲームメンバーの23人以外の選手たちも含めて全員がいい準備ができている状態でした。なので、何週間も今日のようなパフォーマンスを試合の中で出していけそうな状況にはもっていけていたのですが、今日でそれがやっと形になったと思います。ゲームの中でもしっかり自分たちのスキルを正しく丁寧に行うことによってモメンタムを得た上で、相手を突き放すことができた。その部分を今日、見られたのはすごくうれしかったです」
──三菱重工相模原ダイナボアーズ（以下、相模原DB）との次の試合へ向けての意気込みを教えてください。
「トヨタヴェルブリッツ（以下、トヨタV）さんもそうでしたけど、相模原DBさんに関しても体の大きな選手が多いチームだと思っています。なので、勝つのは簡単ではない相手だと思っています。いま流れがある状態だと思っていますので、そこに向けていい準備をしていきたいと思います」
──シーズン折り返しの試合で勝利したことは、どのような意味をもつと思いますか？
「今日の試合に関しては神戸SだけでなくトヨタVさんにとっても重要な試合でした。両方とも（試合前の）勝ち点が19の状況でした。これからのチャレンジとしては勝ち続けることだと思います。どこを見回してもリーグワン（ディビジョン1）は強いチームが多いですし、おそらく、東芝ブレイブルーパス東京さん、埼玉パナソニックワイルドナイツさんは全勝で進めているので、トップ4に進出できる2個のスポットを取られている状況だと思います。このあと腕相撲のような試合が8試合続くので、そこでどれだけ勝ちを積み重ねていけるか。そこだと思います」
──ブリン・ガットランド選手が好パフォーマンスを見せたが、一番評価するところはどこですか？
「おそらく今日の試合を見直したときに、たくさんの方はアーディ（・サベア）のことをしゃべると思います。もちろん、アーディ（・サベア）も素晴らしかったですが、おそらく気づかれにくいのは（ブリン・）ガットランドだったと思います。たくさん、いいパフォーマンスをした選手がいますが、正しい形で試合をコントロールしてくれたと思いますし、正しいエリアでプレーする判断をしてくれたと思います。キックを使うべきときはキックを使いながら、プレーができる状態のとき、チャンスがあるときにはプレーする選択をしてくれた。それによって本人自身もトライすることができたと思うので、彼に関しては今日、すごくいいパフォーマンスだったと思います」
──「やるべきことを丁寧にやり切ったことが勝利につながった」との話だが、具体的に教えてもらえますか？
「ここ数週間、3週間ほどのオフ明けから本当にいい準備ができている状況で、それに関して言えば、ゲームメンバーの23人以外の選手たちも含めて全員がいい準備ができている状態でした。なので、何週間も今日のようなパフォーマンスを試合の中で出していけそうな状況にはもっていけていたのですが、今日でそれがやっと形になったと思います。ゲームの中でもしっかり自分たちのスキルを正しく丁寧に行うことによってモメンタムを得た上で、相手を突き放すことができた。その部分を今日、見られたのはすごくうれしかったです」
──三菱重工相模原ダイナボアーズ（以下、相模原DB）との次の試合へ向けての意気込みを教えてください。
「トヨタヴェルブリッツ（以下、トヨタV）さんもそうでしたけど、相模原DBさんに関しても体の大きな選手が多いチームだと思っています。なので、勝つのは簡単ではない相手だと思っています。いま流れがある状態だと思っていますので、そこに向けていい準備をしていきたいと思います」
──シーズン折り返しの試合で勝利したことは、どのような意味をもつと思いますか？
「今日の試合に関しては神戸SだけでなくトヨタVさんにとっても重要な試合でした。両方とも（試合前の）勝ち点が19の状況でした。これからのチャレンジとしては勝ち続けることだと思います。どこを見回してもリーグワン（ディビジョン1）は強いチームが多いですし、おそらく、東芝ブレイブルーパス東京さん、埼玉パナソニックワイルドナイツさんは全勝で進めているので、トップ4に進出できる2個のスポットを取られている状況だと思います。このあと腕相撲のような試合が8試合続くので、そこでどれだけ勝ちを積み重ねていけるか。そこだと思います」
──ブリン・ガットランド選手が好パフォーマンスを見せたが、一番評価するところはどこですか？
「おそらく今日の試合を見直したときに、たくさんの方はアーディ（・サベア）のことをしゃべると思います。もちろん、アーディ（・サベア）も素晴らしかったですが、おそらく気づかれにくいのは（ブリン・）ガットランドだったと思います。たくさん、いいパフォーマンスをした選手がいますが、正しい形で試合をコントロールしてくれたと思いますし、正しいエリアでプレーする判断をしてくれたと思います。キックを使うべきときはキックを使いながら、プレーができる状態のとき、チャンスがあるときにはプレーする選択をしてくれた。それによって本人自身もトライすることができたと思うので、彼に関しては今日、すごくいいパフォーマンスだったと思います」
===
以上。
