８月24日土曜日は、東京・国立競技場でのサッカーJ1リーグ第28節、横浜Ｆ・マリノス×セレッソ大阪戦へ。
連敗中の７位セレッソは、東京・国立競技場に乗り込んで６位Ｆ・マリノスと対戦。
国立競技場でのセレッソのゲームは、２年前のルヴァン杯決勝（vsサンフレッチェ広島）以来。
一方、Ｆ・マリノスホームゲームの国立開催は16年ぶりで、試合前には大々的なイベント。
場内の照明が落とされ、花火が上げられました。演奏は「海上自衛隊東京音楽隊」によるもの。
24日、国立競技場でのＦ・マリノス×セレッソ戦前に上がった花火。
— MASARU (@masaru_bu) August 24, 2024
競技場屋根を利用した。#花火 pic.twitter.com/6txp6pFNbc
選手入場時に出迎えられたＦ・マリノスの旗の淵には、ＬＥＤライトが付けられており、照明が落とされ、暗い中でも旗が振られているのがわかるような仕掛けが施されていました。
この試合の、先発メンバーは。
前節サンガ戦から２人が変更。
CBに西尾隆矢選手、舩木翔選手は左SBに、ボランチには奥埜博亮選手に替わって平野佑一選手が起用されました。
試合はホームのＦ・マリノスがボールを保持し押し込んでいく展開でしたが、セレッソは落ち着いた守備で。シュートまで持ち込ませず、反対にカウンターからゴールを狙いに。
前半12分にはカウンターから。平野佑一選手からレオセアラ選手、ヴィトールブエノ選手がドリブルで持ち込むとルーカスフェルナンデス選手への縦パス。
ルーカスフェルナンデス選手のシュートは
相手に防がれると、最後にこぼれ球を拾ったヴィトールブエノ選手のシュートは枠外に。ゴール成らず。
前半12分。Ｆ・マリノスのCKを落ち着いてクリアする鳥海晃樹選手。
前半14分には、レオセアラ選手がカウンターからドリブルで前線に持ち込むも、シュートまでには至らず。
前半31分には、PA左に抜けだした舩木翔選手（14番）。
ヴィトールブエノ選手からのパスを受けてシュート。Ｆ・マリノスのゴールネットを揺らしましたが。
しかしオフサイドと判定されノーゴールに。
場内ビジョンで明らかなオフサイドとして映し出されました。
その３分後には、セレッソゴール前で、あわや失点の危機。
クリアボールをアンデルソンロペス選手に拾われますが、ゴールには至らず。
前半40分には、Ｆ・マリノス渡辺皓太選手がセレッソ田中駿汰選手と交錯した際に、ふくらはぎを痛めて、負傷交替するアクシデント。
前半アディショナルタイムには相手クリアボールを拾った平野佑一選手がロングシュートを放ちましたが、枠を捉えることができませんでした。
前半は一進一退の攻防でしたが、スコアレスでハーフタイムに。
ここまでは順調でしたが。
後半に入ると早々にスコアが動きました。
Ｆ・マリノスのヤン・マテウス選手からのパスにアンデルソンロペス選手がシュートした際に転倒。
奥田勇斗選手（16番）が思わず引っ張った為によるもので、PK献上。
倒してしまったアンデルソンロペス選手にPKを決められました。
後半11分。今度はセレッソの為田大貴選手がPA外左でＦ・マリノスの松原健選手に倒され、 FK獲得。
キッカーはルーカスフェスナンデス選手。
ゴール前での攻防が続きましたが、同点ゴールには至らず。
平野佑一選手のシュートも、前線のFW陣と合わず、ボールは枠外へ。
後半21分。小菊監督は、３枚替えを指示。
ヴィトールブエノ選手、為田大貴選手、田中修汰選手に代えて、北野颯太選手、柴山昌也選手。そしてケガから復帰の香川真司選手を投入。
対するＦ・マリノスは後半27分に、天野純選手と加藤蓮選手を投入。
この交替。功を奏したのはＦ・マリノスのほう。
後半28分。Ｆ・マリノスの鋭いカウンターからエウベル選手が左サイドに抜け出すと、グラウンダーのクロスを供給。
これに交替出場したばかりの加藤蓮選手に左足一閃でゴール決められました。
明治大学から東京ヴェルディを経てＦ・マリノスに加入した加藤選手は、これがJ1初ゴール。
その後もＦ・マリノスの圧の強い攻撃にさらされました。
後半38分には、金鎮鉉選手のクリアボールを、Ｆ・マリノス喜田拓也選手（８番）に拾われ、グランダーのミドルシュートを放たれると、
ゴール前でアンデルソンロペス選手がコースを替えてゴールイン。
スコア０−３に。
後半アディショナルタイムには、Ｆ・マリノス天野純選手に駄目押しゴールを決められ、最終スコア０−４で試合終了。リーグ３連敗で、ガンバとの大阪ダービーを迎えることになりました。
なお、交代枠を使い切ってから香川真司選手が負傷。
プレー続行を断念して、一人少ない状態で試合終了を迎えました。
試合終了後のゴール裏には小菊監督も参加。
コールリーダーからスピーチがありましたが、よく聞きとれませんでした。
前を向くしかない。
◆８月24日 東京・国立競技場
横浜ＦＭ ４ー０ Ｃ大阪
（前半０−０）
（後半４−０）
【得点者】アンデルソンロペス×２（うち１発はＰＫ）、加藤蓮、天野純（横浜ＦＭ）
観衆：47,926人
リンク：
・試合結果＠Jリーグ公式サイト
試合後の小菊昭雄監督の話（以下、Jリーグ公式より。）
===
[ 小菊 昭雄監督 ]
前節（・京都戦）は入りのところで課題があり、この試合に向けて、試合の入りを修正しました。横浜FMのスタイルも理解した上で、相手の矢印を折っていく作業、しっかりと守備から入っていこうということで、選手たちは前半、良い入りをしてくれたと思います。素晴らしい守備からのカウンターからで、ゴール前まで運ぶシーンも作れました。前半は良いゲームコントロールをしながら45分を過ごせたと思っています。
後半も入りに気をつけて、前半のように良い守備から入ろうということだったのですが、PK（による失点）が重くのしかかったと思います。ただ、そこから主導権を握り返して、たくさんのチャンスを作ることもできました。１つ入っていたら違う展開になっていたと思います。逆に、チャンスでしっかり決めてくる横浜FMの強さをあらためて感じるゲームでした。選手たちはこの１週間、素晴らしい準備をしてくれましたので、（結果は）監督である私の責任だと思っています。次のスペシャルマッチ（次節はＧ大阪との“大阪ダービー”）に向けて、自分たちですべてを背負って、またしっかり準備して、試合に向かっていきたいと思います。勝たなければいけない特別な試合です。チームは苦しい状態ですが、ダービーがあることをプラスに捉えて、全員で向かっていきたいと思います。
−−失点後の選手交代について。攻撃的な選手を投入するも、ピッチ内に混乱が見られ、守備が手薄になってピンチを招くシーンが多く見られます。追いつくためには仕方ない部分もあると思いますし、今日に関しては香川 真司選手のアクシデントもありましたが、終盤の采配や攻守のバランスについて教えてください。
失点したあとは、リスクが増えたとしても、攻撃的に（点を）取りにいく姿勢（を出さないといけない）。あの時間帯は横浜FM（の陣形）が延びてくるというスカウティングもありましたので、真司、（北野）颯太、シバ（柴山 昌也）とクオリティーの高い選手を投入しました。もちろん、攻撃的に振り切るぶん、守備や失点のリスクは上がりますが、彼ら３選手も入って早々にチャンスもありましたし、彼らの持ち味は精一杯出してくれたと思います。そこで私たちもしっかり決め切ること。そこを求めていきたいですし、18人全員が素晴らしいモチベーションで準備してくれました。０−１から０−４になった結果は私の責任だと思っています。これからも彼らのクオリティーを存分に発揮してほしいと思います。
−−今節は香川選手がリーグ戦では久しぶりにメンバーに入りました。ケガ明けであることを踏まえると、このタイミングで入ったことに少し驚きもありましたが、メンバーに入れた理由と、実際に起用された意図について。また、分かる範囲で、負傷した肘の状態について教えてください。
肘に関しては、まだ彼とも会っていないですし、ドクターからも聞いていないので、これから確認したいと思います。
メンバー入りに関しては、練習試合のあとのパフォーマンス、それがすべてです。彼の経験、リーダーシップ、クオリティー、時間限定ではありますが、彼が必要だと判断して、18人のメンバーに入れて起用しました。
−−実際、ボールがよく動くシーンもあり、そのあたりは期待どおりでしょうか？
そうですね。彼も本当に久しぶりのリーグ戦でしたが、試合勘の部分は、彼の経験で、クオリティーでカバーしたと思います。それだけにケガは非常に残念ですが、軽傷であることを願っています。
前節（・京都戦）は入りのところで課題があり、この試合に向けて、試合の入りを修正しました。横浜FMのスタイルも理解した上で、相手の矢印を折っていく作業、しっかりと守備から入っていこうということで、選手たちは前半、良い入りをしてくれたと思います。素晴らしい守備からのカウンターからで、ゴール前まで運ぶシーンも作れました。前半は良いゲームコントロールをしながら45分を過ごせたと思っています。
後半も入りに気をつけて、前半のように良い守備から入ろうということだったのですが、PK（による失点）が重くのしかかったと思います。ただ、そこから主導権を握り返して、たくさんのチャンスを作ることもできました。１つ入っていたら違う展開になっていたと思います。逆に、チャンスでしっかり決めてくる横浜FMの強さをあらためて感じるゲームでした。選手たちはこの１週間、素晴らしい準備をしてくれましたので、（結果は）監督である私の責任だと思っています。次のスペシャルマッチ（次節はＧ大阪との“大阪ダービー”）に向けて、自分たちですべてを背負って、またしっかり準備して、試合に向かっていきたいと思います。勝たなければいけない特別な試合です。チームは苦しい状態ですが、ダービーがあることをプラスに捉えて、全員で向かっていきたいと思います。
−−失点後の選手交代について。攻撃的な選手を投入するも、ピッチ内に混乱が見られ、守備が手薄になってピンチを招くシーンが多く見られます。追いつくためには仕方ない部分もあると思いますし、今日に関しては香川 真司選手のアクシデントもありましたが、終盤の采配や攻守のバランスについて教えてください。
失点したあとは、リスクが増えたとしても、攻撃的に（点を）取りにいく姿勢（を出さないといけない）。あの時間帯は横浜FM（の陣形）が延びてくるというスカウティングもありましたので、真司、（北野）颯太、シバ（柴山 昌也）とクオリティーの高い選手を投入しました。もちろん、攻撃的に振り切るぶん、守備や失点のリスクは上がりますが、彼ら３選手も入って早々にチャンスもありましたし、彼らの持ち味は精一杯出してくれたと思います。そこで私たちもしっかり決め切ること。そこを求めていきたいですし、18人全員が素晴らしいモチベーションで準備してくれました。０−１から０−４になった結果は私の責任だと思っています。これからも彼らのクオリティーを存分に発揮してほしいと思います。
−−今節は香川選手がリーグ戦では久しぶりにメンバーに入りました。ケガ明けであることを踏まえると、このタイミングで入ったことに少し驚きもありましたが、メンバーに入れた理由と、実際に起用された意図について。また、分かる範囲で、負傷した肘の状態について教えてください。
肘に関しては、まだ彼とも会っていないですし、ドクターからも聞いていないので、これから確認したいと思います。
メンバー入りに関しては、練習試合のあとのパフォーマンス、それがすべてです。彼の経験、リーダーシップ、クオリティー、時間限定ではありますが、彼が必要だと判断して、18人のメンバーに入れて起用しました。
−−実際、ボールがよく動くシーンもあり、そのあたりは期待どおりでしょうか？
そうですね。彼も本当に久しぶりのリーグ戦でしたが、試合勘の部分は、彼の経験で、クオリティーでカバーしたと思います。それだけにケガは非常に残念ですが、軽傷であることを願っています。
==
以上。
