京都は嵐山、桂川に架かる橋「渡月橋（とげつきょう）」です。
橋は平安時代の承和年間、僧道昌によって架橋したのが最初とされています。
江戸時代、角倉了以によって現在の位置に。
その後、何度か架橋を繰り返し、現在の橋は昭和９年（1934年）に完成した鉄筋コンクリート製の桁橋です。
中央部分を1メートルをほど高くして、弓なりの形状とし、高欄は、木造の角格子式を採用。
木造橋の意匠を継承し、周辺の景観に配慮。
見た目は鉄筋コンクリート製とは判断できない程。
橋は片側１車線の車道と歩道が設けられています。
右岸の嵐山と、左岸の嵯峨野を結ぶ唯一の橋ということもあり、観光シーズンには多くの観光客で犇めきます。
橋名の由来は、亀山上皇が橋の上空を移動していく月を眺めて
「くまなき月の渡るに似る（雲一つ無い夜空に、満月が橋を渡っているかのように見える）」
と感想を述べたことから名付けられたようです。
この日、偶々ですが、西に沈んでいく月が拝めました。
夜明け前には川面に月が浮かび、橋を渡っていったように見えたでしょうね。
祝日の朝７時台ということもあり、空いていました。
観光客が殺到する迄に退散。
渡月橋
京都市右京区嵐山芒ノ馬場町1-5
阪急京都線「嵐山」駅、嵐電「嵐山」駅、JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅下車
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