３月23日日曜日は、東京・秩父宮ラグビー場でのラグビーリーグワン（D1）第12節交流戦、東京サンゴリアス×コベルコ神戸スティーラーズ戦へ。
（2025.3.25 23:30追記）
前日22日に続き、好天、気温20℃超えの秩父宮ラグビー場へ。
宿敵サンゴリアスとの対戦。
現在スティーラーズは５位、サンゴリアスは７位。
前回、神戸ユニバーでの第７節では、後半怒濤の追い上げを見せたものの、後一歩及ばず２点差での敗戦。今回はその雪辱を果たしてほしいところ。
メンバー。
標示が小さいので、拡大してみる。
ＦＷ（フォワード）。
ＢＫ（バックス）。
リザーブ。
一方のサンゴリアスは。
リーグワンになって初めてのサンゴリアス「ホスト」ゲーム観戦。
自主興行権のなかったトップリーグ時代とは打ってかわって、クラブ独自の演出。
昨日のブレイブルーパス「ホスト」ゲームとは違ったノリ。
どちらか煽り主体なDJスタイル。
ぽかぽか陽気の秩父宮でしたが、観衆は10000人には届きませんでした。
試合前のスティーラーズ選手。ウォームアップ。
日和佐篤選手は古巣サンゴリアスのスタッフとの再会。談笑。
選手紹介。ビジョン標示はサンゴリアス独自のアルファベット表記のみ。
リーグワン公式使わないのですね。
３番ＰＲ（プロップ）山下裕史選手。
４番ＬＯ（ロック）のジェラード・カウリートゥイオティ選手。
初めての人、カタカナ振らないと読めないのでは（汗）
選手入場。
両軍揃ってでなく、ビジターチームから先に入場する。
これはリーグワン全体でやってます。
キックオフの映像はリーグワン公式使用。
試合は開始早々にスティーラーズが得点。
２分。相手陣内での連続プレー。
最後は14番ＷＴＢ（右ウイング）アタアタ・モエアキオラ選手に渡ると、
相手選手のタックルを
振り払って、そのままインゴールへ。
先制トライ！
10番ブリン・ガットランド選手のコンバージョンは失敗。
幸先の良い先制でしたが、その後守勢に。
サンゴリアス12番中野将伍選手の突破は、体を張って防ぐも、
その後、右に展開され、最後は14番尾崎晟也選手（京都伏見工高出身！）にトライを決められました。
コンバージョン失敗でスコア５ー５。
さらに前半10分後には、自陣で相手にペナルティ献上。
キッカーは大阪桐蔭OBの高本幹也選手。
きっちり決められました。
スコアは５ー８と３点ビハインドに。
その後は、スティーラーズがボールをもつと、
相手陣内でのスクラムからペナルティを獲得（相手のコラプシングだったか）
キッカーは、10番ブリン・ガットランド選手がＨＩＡによる一時交替のより、キッカーは李承信選手。
スコアは８ー８。再び同点に。
この後、サンゴリアスに立て続けにトライを奪われます。
サンゴリアスキックオフのボールを自陣でキャッチするもノックフォワードし、奪われると右に展開。
最後は12番中野将伍選手（福岡東筑高校ＯＢ）へ。
22番ラファエレティモシー選手が懸命にタックルするも。
インゴールぎりぎりに。
ＴＭＯ判定に持ち込まれましたが、中野選手がインゴールエリアにグラウディングしたのが映し出されました。
トライ後のゴールは失敗。スコア１３対８に。
さらにその３分後には、自陣での守りで、相手にアドバンテージを与えてしますと、
左に展開され、最後は13番イザヤ・プニヴァイ選手にトライを決められました。
トライも決まって、スコア２０対８に。１２点差に。
このあとは一進一退の攻防の後、前半33分に反撃のトライ。
相手陣22m付近でのボールを山下裕史選手が掻き出すと、８番ララトゥプア選手を介して、
５番ブロディ・レタリック選手へ。
現役オールブラックスの彼。
時にフェイント掛けた走りで、相手のタックルを躱すと。
そのまま追い付かれることなく。
トライ！
トライ後、ブリン・ガットランド選手のキックモ決まって、
スコア２０対１５。５点差に。
更に前半終了間際の３９分には。
相手ゴール５ｍでのラインアウトから。
モールで押し込むと、
そのままトライへ。
決めたのは２番ＦＬ（フッカー）ジョージ・ターナー選手でした。
コンバージョンは失敗。
前半終了。スコアは２０対２０。イーブンスコアでハーフタイム。
後半に入り、最初に得点したのはサンゴリアスのほうでした。
４分、自陣でのラインアウトから、最後は中野将伍選手へ。
スティーラーズのタックルを振り切られると、
そのままトライに持ち込まれました。
ゴールも成功し、スコア２７対２０と７点ビハインドに。
更に９分には、自陣でオフサイドによるペナルティを相手に与え、ＰＧ成功でスコア３０対１０と１０点差に。
＃ディプシリン（規律）は何処へ（汗）
ここから反撃のスティーラーズ。
後半20分には、相手陣内で相手選手の故意な反則でペナルティを獲得。
ラインアウト、モールからの連続攻撃。
最後は５番共同主将のブロディ・レタリック選手が持ち込んでくれました。
トライ後のコンバージョンも決まって、スコア３０対２７に。
ショットクロック。１８秒も余った（笑）
なお、トライ前の日和佐篤選手のボール捌きがノックフォワード（旧ノックオン）が疑われましたが、ＴＭＯ判定の結果、問題なしトライが認められました。
折角の好ゲーム（ミスは多いが）なのに、厳しくＴＭＯとりすぎ。
試合のリズムも考えてほしいと、オールドラグビーファンの知人の言。
ＴＭＯの間、へんな間が空くんです。
この後、相手陣でプレーする時間が続いたスティーラーズ。
後半30分。
相手ゴール前での争奪戦から右に展開。
相手のアドバンテージを得た中でブリン・ガットランド選手（10番）がときに見せるキックパス。
今回も。
キックしたボールは大外へ。
右WTB（ウイング）の14番アタアタ・モエアキオラ選手がナイスキャッチ。
そのまま持ち込んで、トライ！
ナイスすぎる鮮やかトライでした。
ガットランド選手のコンバージョンも決まってスコア３０対３４と。スティーラーズが逆転。
しかし、このまま行かない試合展開。
後半35分、自陣ゴール前での攻防でアドバンテージを与えてしまうと、サンゴリアス途中出場のスクラムハーフ福田健太選手にトライを決められてしまいました。
高本選手のコンバージョンも決まってスコア３７対３４と３点差に。
シーソーゲームの行方は。
スティーラーズがペナルティ獲得。
キックでラインアウト。
ラインアウト。
ボールが獲得したけど、体ごと、外に出されてしまう。
リードしているサンゴリアスのラインアウトに。
ここでサンゴリアスがきっちりボールを獲得し、そのまま保持したいたならば、サンゴリアス勝利でゲームが終わりました。
試合終了かと思ったら、そのラインアウト。
此処でスティーラーズの途中出場、小瀧尚弘選手が大きくラインアウトスティール！
そこから右への展開！
16番松岡賢太選手から。
20番サウマキアマナキ選手。
10番ブリン・ガットランド選手。
22番ラフェエレティモシー選手。
12番李承信選手へ渡り、
最後は11番松永貫汰選手。
相手のタックルを躱して、
そのままトライ！（ブレた（汗））
最後に待ってた劇的結末！
ノーサイド。
土壇場の逆転トライで、スティーラーズが勝利。
この試合の最優秀選手は。
逆転トライの松永貫汰選手でした。
逆転勝利の立役者、小瀧選手も大写しに。
結果劇的勝利でしたが。両軍ミスが多く、それがスコアに直結しました。
ただ最後まで諦めなかったのは大きい。ラインアウトスティールからのプレーも、キックパスからのキャッチ。年一あるかないかのプレーを練習していたんでしょうね。
◆３月23日 東京・秩父宮ラグビー場
東京SG 37ー39 神戸
（前半20ー20）
（後半17ー19）
リンク：
・大会結果配信表 東京サントリーサンゴリアス vs コベルコ神戸スティーラーズ（NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25 ディビジョン1：2025年03月23日）
・試合結果（リーグワン公式）
試合後のデイブ・レニーヘッドコーチ、李承信共同キャプテンの話（リーグワン公式より）
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コベルコ神戸スティーラーズ
デイブ・レニー ヘッドコーチ
「正直、パフォーマンスはすごく悪かったと思います。前半30分までは完全に圧倒されていました。今季、ここまでいいディフェンスができていましたが、今日のディフェンスに関してはあまり自分たちの意図が見えない内容でした。前半、あれだけパフォーマンスが悪かったにも関わらず、あの状態で最終的に20対20と同点でハーフタイムを迎えることができ、最終的になんとか勝つことができました。パフォーマンスの部分に関しては正直、フラストレーションは溜まっています。ただ、チームとしてのキャラクターは素晴らしいものを見せられたと思います。
こういう、最後どちらに転ぶか分からない試合をこれまで自分たちは落とすことが多かったですし、『いいパフォーマンスを出した上で負ける』という形で終わることが何度もあったので、最終的に勝利することができたことをポジティブに捉えて、まだ成長できることを分かった上で次につなげていきたいと思います」
コベルコ神戸スティーラーズ
李承信 共同キャプテン
「プレーオフ（トーナメント進出）に向けて本当に大事な一戦だったので、拮抗した試合で勝てたことをうれしく思います。80分間をとおして自分たちのラグビーができたかというと、プレーしていた選手たちもフラストレーションが溜まるような時間帯が本当に多かったです。アタックでもオフロードのミスであったり、ブレイクダウンでもどんどんチャンスを自分たちが手放してしまっていました。東京SGさんのスピードであったり、テンポであったり、フィジカルなところで、本来の自分たちのディフェンスで圧倒できなかったところがこのスコアに表れているのかなと思います。
勝って反省できるのは自分たちとしてもいいことだと思いますし、ここからどうやって学んで、今週より来週、自分たちが良いチームになれるか。その積み重ねだと思うので、そこはしっかり成長できるように頑張っていきたいです」
──うまくいかなかった理由と、それでも勝てた要因は何でしょうか。
「一つはコミュニケーションのところです。スペースに対してどこが空いているのか、一人ひとりのパスのつなぎ目など、そういう細かいコミュニケーションが足りなかったと思います。特にバックスのオフロードなど、ラインアタックでの簡単なミスが目立ってしまったところもあったと思います。勝てた要因としては、『マイボールになったときはしっかり敵陣で戦おう』とハドルで何度も話していました。敵陣に入るとフォワードのところ、スクラムやモールでドミネート（支配）できていたのが大きかったです。あとは、しっかりスコアを奪わなければいけないところでスコアできていたので、最終的には勝てたと思います」
デイブ・レニー ヘッドコーチ
「正直、パフォーマンスはすごく悪かったと思います。前半30分までは完全に圧倒されていました。今季、ここまでいいディフェンスができていましたが、今日のディフェンスに関してはあまり自分たちの意図が見えない内容でした。前半、あれだけパフォーマンスが悪かったにも関わらず、あの状態で最終的に20対20と同点でハーフタイムを迎えることができ、最終的になんとか勝つことができました。パフォーマンスの部分に関しては正直、フラストレーションは溜まっています。ただ、チームとしてのキャラクターは素晴らしいものを見せられたと思います。
こういう、最後どちらに転ぶか分からない試合をこれまで自分たちは落とすことが多かったですし、『いいパフォーマンスを出した上で負ける』という形で終わることが何度もあったので、最終的に勝利することができたことをポジティブに捉えて、まだ成長できることを分かった上で次につなげていきたいと思います」
コベルコ神戸スティーラーズ
李承信 共同キャプテン
「プレーオフ（トーナメント進出）に向けて本当に大事な一戦だったので、拮抗した試合で勝てたことをうれしく思います。80分間をとおして自分たちのラグビーができたかというと、プレーしていた選手たちもフラストレーションが溜まるような時間帯が本当に多かったです。アタックでもオフロードのミスであったり、ブレイクダウンでもどんどんチャンスを自分たちが手放してしまっていました。東京SGさんのスピードであったり、テンポであったり、フィジカルなところで、本来の自分たちのディフェンスで圧倒できなかったところがこのスコアに表れているのかなと思います。
勝って反省できるのは自分たちとしてもいいことだと思いますし、ここからどうやって学んで、今週より来週、自分たちが良いチームになれるか。その積み重ねだと思うので、そこはしっかり成長できるように頑張っていきたいです」
──うまくいかなかった理由と、それでも勝てた要因は何でしょうか。
「一つはコミュニケーションのところです。スペースに対してどこが空いているのか、一人ひとりのパスのつなぎ目など、そういう細かいコミュニケーションが足りなかったと思います。特にバックスのオフロードなど、ラインアタックでの簡単なミスが目立ってしまったところもあったと思います。勝てた要因としては、『マイボールになったときはしっかり敵陣で戦おう』とハドルで何度も話していました。敵陣に入るとフォワードのところ、スクラムやモールでドミネート（支配）できていたのが大きかったです。あとは、しっかりスコアを奪わなければいけないところでスコアできていたので、最終的には勝てたと思います」
~~~
以上。
