６月１日日曜日は、ヨドコウ桜スタジアム（長居球技場）でのサッカーJ1第19節、セレッソ大阪×清水エスパルス戦へ。
今節でJ1の折り返し。９位エスパルスを迎えてのホームゲーム。
過去２シーズン、エスパルスはJ2にいた為、３シーズンぶりの対戦。
薄曇りの大阪。20000人を超える観衆を集めました。
試合前にはゲスト。
「リンドバーグ」がセレッソのアンセムを熱唱しました。
メンバーは。
高橋仁胡選手、中島元彦選手、そしてこの試合でチームを離れることになった北野颯太選手がスタメンに名を連ねました。
なお、北野選手は、この日のゲームキャプテンを務めました。
一方エスパルスは、古巣との対戦となる、乾貴士、カピシャーバ選手が先発。
中原輝（ひかる）選手はベンチメンバーに。
セレッソＯＢでもある秋葉忠宏監督の名前が紹介されたときにも拍手が。
試合は開始４分。エスパルスが先制。
山原怜音選手の直接FKが
そのままゴールインしました。
出鼻を挫かれたかたち。
先制は許しましたが、すぐにチャンスを得たセレッソ。
前半７分に、ルーカスフェスナンデス選手が相手パスをカットし、前線に配球。
これを受けた北野颯太選手が
PA内で倒され、PK獲得。
自らボールを持ち、蹴ることをアピールする北野選手。これを待ってた。
しかし、蹴ったボールは
エスパルスGK沖悠哉選手に阻まれ、その零れ球をシュートするも吹かしてしまい、ゴールに至らず。
頭を抱える北野選手。
絶好の同点機を逃しましたが。
しかし直後のCKでセレッソが同点に追いつきます。
ルーカスフェルナンデス選手からのキックに
ニアの高橋仁胡（22番）が頭で合わせました。
高橋選手はJ1初ゴール。
試合を振り出しに戻したセレッソは、前半18分、勝ち越しに成功します。
再びルーカスフェルナンデス選手からの左CKに、中島元彦選手が合わせました。
中島選手は今季４ゴール目。
さらに前半終了間際には、ラファエルハットン選手が美技を見せました。
ゴール前で相手DFを躱すと、ゴール守るGKの狭いニア側を突くシュートし、ゴールイン。
場内ビジョンでのリプレーでも。
だったのですが、VAR審議となるオフサイド判定となりノーゴール。
これは残念。
前半は２−１で折り返し。
ハーフタイムには、海外チームに移籍した毎熊晟矢選手がオフを利用して、スタジアムを訪れ、サポーターに挨拶。
昨年チームを離れる際には、大人の都合でサポーターに挨拶できず、心残りだったようで。
後半に入っても攻勢の手を緩めないセレッソ。
後半９分、畠中槙之輔選手からの縦パスに、
北野颯太選手が受けて、相手DFを躱してスルーパス。
これにラファエルハットン選手が反応。
エスパルスGK沖悠哉選手との１対１を躱して、冷静にゴールに鎮めました。
スコアを２点差に拡げたセレッソは後半25分、この試合４点目。
味方からの縦パスを受けた北野颯太選手がドリブルでルーカスフェルナンデス選手に配球。
ルーカスフェルナンデス選手は相手DFに囲まれながらも、シュート１本でエスパルスゴール右隅に鎮めました。
この後、トイレ休憩の間に、阪田澪哉選手が負傷交替。
担架で運ばれてました。
終盤、北野颯太選手は途中交替。ゴールは成らなかったです。
チームメイトに労いを受けてました。
終盤に、エスパルスに１点を返され、４−２となった後、途中出場の古山兼悟選手が、ゴールを決めましたが。
VAR審議の結果、オフサイド判定となり、ゴールは取り消しとなりました。
試合終了。
レッズ戦を挟んで、リーグ戦連勝となりました。
◆６月１日 ヨドコウ桜スタジアム（長居球技場）
Ｃ大阪 ４−２ 清水
（前半２−１）
（後半２−１）
【得点者】山原伶音、郡司璃来（清水）高橋仁胡、中島元彦、ラファエルハットン、ルーカスフェルナンデス（Ｃ大阪）
観衆：20,864人
リンク：
試合結果＠Ｊリーグ公式サイト
試合後。
古山兼悟選手を讃える乾貴士選手。
この試合の最優秀選手に選ばれたルーカスフェルナンデス選手にはゲームスポンサーから賞金30万円。
乾貴士選手、中原輝選手、カピシャーバ選手がセレッソゴール裏席に挨拶。
この後、チームを離れる北野颯太選手の壮行式。
挨拶、場内一周のあと、胴上げされてました。
試合後のアーサーパパス監督、北野颯太選手の話（Ｊリーグ公式より）
===
アーサー パパス監督
アカデミーからトップチームを含めて、クラブにとって一番良い日になったのではないかと思います。パフォーマンスも素晴らしかったです。（開始）早々に失点して、そのまま終わってもおかしくなかったのですが、メンタリティーも成長していますし、自分たちのフットボールを信じる心も育ってきています。勝ちに値するプレーだったと思います。
−−失点以降、攻め倒してつかんだ勝利でした。リーグ前半戦の最後を締めくくるにふさわしい勝利だったと思います。約半年間でここまで攻撃的なメンタリティーや戦い方を植えつけたことに関して、どのように思っていますか？
こういう（攻める）内容の試合は何度もありましたが、勝ち切れない試合もありました。ただ、その中でもしっかりと自分たちを信じる気持ちが増している結果、こうして逆転で勝てたと思います。前からプレスを掛けて、奪って攻撃することで、自分たちの流れにもっていけましたし、今日はセットプレーでの強さを見せることもできました。全員で協力してつかんだ勝利ですし、（北野）颯太を良い形で送り出せたと思います。
−−その北野選手ですが、PKこそ止められましたが、アシストが２つありました。パパス監督が就任されて、北野選手本人は「ターンをする回数が増えた。ターンを試みる回数が増えた」と話していました。今日の４点目は、まさに彼のターンから生まれました。この約半年間での技術面での成長をどう感じていますか？
彼はチームのリーダーシップグループの１人です。若い選手ですが、責任感を与えたかった。オン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチの両方で成長させる狙いがありました。最後の試合だったので、リーダーシップグループの選手たちと話して、「今日は彼にキャプテンマークを任せよう」となりました。勇気を持って蹴ったPKだったと思います。プレーしていれば、外すこともあります。苦しい状況があったとしても、どう乗り越えるか分かっている選手です。感情的になって崩れてしまうのではなく、そういう選手ではない、というところを見せてくれました。そこからはい上がって、自分のプレーを出せたことは精神的な成長も感じます。シーズン当初から彼に求めていたのは、ハードワークすること、デュエルに勝つこと、前を向いてプレーすること、その３つです。「それができるようになれば、次につながるよ」とずっと話してきました。この（約）６カ月間、それをやってくれて、成長につなげてくれて良かったと思います。
北野颯太選手
−−どのような思いで今日の試合に臨みましたか？
これまでお世話になったクラブで、最後を良い形で、できれば自分のゴールでチームを勝たせたい、という思いで入りました。
−−PKという絶好のチャンスが来ました。ご自身が得たPKだけに、キッカーにも名乗りを上げましたか？
PKの機会があれば蹴りたいと思っていたので……練習します！（苦笑）
−−ただ、そこから引きずらずに、後半に２アシストを記録しました。これから先も必要なメンタルを発揮できたのでは？
正直、このまま崩れるかな、と思ったのですが、なんとか（立て直せた）。ゴールで終わりたかったですが、最低限のパフォーマンスは出せました。満足はしていませんが、また１つ成長できたかなと思います。
−−「最低限」とはいっても、随所に技術を見せました。２アシストも、スルーパスと、ターンして前を向いて前の選手につなげるプレー。技術が凝縮された２アシストだったと思います。こだわってきたプレーを最後に出せたことは？
そうですね。あれは自分の形でもありますし、自分の特長が出たシーンだったと思うので、そのプレーだけを見れば満足はできるかなと思います。
−−試合後はセレモニーもありました。感極まる場面もありましたが、どんな１日になりましたか？
一生、忘れることはない日になりました。試合前から、試合中も試合後も、ずっと僕の応援歌を歌ってくれていたので、あらためて、このチームで良かったと思えた瞬間でしたし、本当に幸せな１日でした。
===
以上。
アーサー パパス監督
アカデミーからトップチームを含めて、クラブにとって一番良い日になったのではないかと思います。パフォーマンスも素晴らしかったです。（開始）早々に失点して、そのまま終わってもおかしくなかったのですが、メンタリティーも成長していますし、自分たちのフットボールを信じる心も育ってきています。勝ちに値するプレーだったと思います。
−−失点以降、攻め倒してつかんだ勝利でした。リーグ前半戦の最後を締めくくるにふさわしい勝利だったと思います。約半年間でここまで攻撃的なメンタリティーや戦い方を植えつけたことに関して、どのように思っていますか？
こういう（攻める）内容の試合は何度もありましたが、勝ち切れない試合もありました。ただ、その中でもしっかりと自分たちを信じる気持ちが増している結果、こうして逆転で勝てたと思います。前からプレスを掛けて、奪って攻撃することで、自分たちの流れにもっていけましたし、今日はセットプレーでの強さを見せることもできました。全員で協力してつかんだ勝利ですし、（北野）颯太を良い形で送り出せたと思います。
−−その北野選手ですが、PKこそ止められましたが、アシストが２つありました。パパス監督が就任されて、北野選手本人は「ターンをする回数が増えた。ターンを試みる回数が増えた」と話していました。今日の４点目は、まさに彼のターンから生まれました。この約半年間での技術面での成長をどう感じていますか？
彼はチームのリーダーシップグループの１人です。若い選手ですが、責任感を与えたかった。オン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチの両方で成長させる狙いがありました。最後の試合だったので、リーダーシップグループの選手たちと話して、「今日は彼にキャプテンマークを任せよう」となりました。勇気を持って蹴ったPKだったと思います。プレーしていれば、外すこともあります。苦しい状況があったとしても、どう乗り越えるか分かっている選手です。感情的になって崩れてしまうのではなく、そういう選手ではない、というところを見せてくれました。そこからはい上がって、自分のプレーを出せたことは精神的な成長も感じます。シーズン当初から彼に求めていたのは、ハードワークすること、デュエルに勝つこと、前を向いてプレーすること、その３つです。「それができるようになれば、次につながるよ」とずっと話してきました。この（約）６カ月間、それをやってくれて、成長につなげてくれて良かったと思います。
北野颯太選手
−−どのような思いで今日の試合に臨みましたか？
これまでお世話になったクラブで、最後を良い形で、できれば自分のゴールでチームを勝たせたい、という思いで入りました。
−−PKという絶好のチャンスが来ました。ご自身が得たPKだけに、キッカーにも名乗りを上げましたか？
PKの機会があれば蹴りたいと思っていたので……練習します！（苦笑）
−−ただ、そこから引きずらずに、後半に２アシストを記録しました。これから先も必要なメンタルを発揮できたのでは？
正直、このまま崩れるかな、と思ったのですが、なんとか（立て直せた）。ゴールで終わりたかったですが、最低限のパフォーマンスは出せました。満足はしていませんが、また１つ成長できたかなと思います。
−−「最低限」とはいっても、随所に技術を見せました。２アシストも、スルーパスと、ターンして前を向いて前の選手につなげるプレー。技術が凝縮された２アシストだったと思います。こだわってきたプレーを最後に出せたことは？
そうですね。あれは自分の形でもありますし、自分の特長が出たシーンだったと思うので、そのプレーだけを見れば満足はできるかなと思います。
−−試合後はセレモニーもありました。感極まる場面もありましたが、どんな１日になりましたか？
一生、忘れることはない日になりました。試合前から、試合中も試合後も、ずっと僕の応援歌を歌ってくれていたので、あらためて、このチームで良かったと思えた瞬間でしたし、本当に幸せな１日でした。
===
以上。
