小林一三
2006年05月19日01:45

演劇を一部の特権階級の娯楽でなく、大衆のものと考えた小林一三。沿線開発の一環で始めた宝塚少女歌劇から、東宝、コマ・スタジアムなど数々の演劇事業に携わった彼の演劇観が紹介されていました。
創設時からの宝塚歌劇のポスターや写真に限らず、東京宝塚劇場、全国展開した東宝の映画館チェーンに東宝歌舞伎(歌舞伎は松竹じゃなく東宝もやっていたんですね。今の坂田藤十郎さんが中村扇雀時代に在ったそうです)、東宝名人会など阪急や東宝が手がけた演劇事業のポスターや台本など貴重は資料が展示されていました。(その中には先日とりこわされた京都宝塚劇場の完成時のポスターや資料も展示されていました。あそこでは実際に映画を観たことがあるのですが、内装はモダンな造りであったことを思い出しました。)
ポスターですが、前後の写真入りのものより、戦前のデザインのほうが華やかでした。イメージの広がるものばかりでした。観ていて飽きなかったです。
タイトルには「・・・演劇観」とありましたが、実際は肩をこらずに愉しめました。
この企画展「小林一三の演劇観」は今月28日まで(有料です)。
リンク:
(財)阪急学園池田文庫公式ページ
施設案内とお知らせ(財)阪急学園 池田文庫@池田市ホームページ
会場の池田文庫は阪急宝塚線池田駅から北東の閑静なお屋敷街の中にあり、この池田文庫もかつて小林さんの別邸か何かだったのかを思わせる建物でした。
1階の閲覧室にはパソコンが置いてあり、電子文書化されている宝塚歌劇団と阪急電鉄発行のポスターを閲覧することができます。中には阪急ブレーブスの設立時からのポスターも。・・・閲覧しながら思ったのは、近鉄バファローズの資料が遺されるかのかどうか。阪急はグループの資産としてこれらの資料を保存しているわけですが。さて近鉄は?
なお会場には駐車場はありません。
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