林家染雀
2013年06月18日23:12
2010年03月25日23:15
2008年01月13日20:57


13日夜は繁昌亭での林家一門会に行ってきました。
この会は毎年ワッハホールでやっていましたが、今年は会場はワッハより小ぶりな繁昌亭になったので、2日間に分けての開催。13日はその2日目でした。
13日の昼には、林家一門のファンクラブ「林染会(りんせんかい)」のイベントがあったようです。
イベントに参加されたLindaさんによると、大川で屋形船に乗って、焼酎と鍋をよばれたそうです。
#「よばれる」は「ご馳走を頂戴する」という意味。大阪弁かと。
それにしても屋形船・・・そそられるなあ。いっぺん乗ってみたいもんです。
この日の演目は以下の通り。
(事前ネタ出し無し)
『つる』林家染吉
『時うどん』林家卯三郎
『お血脈(けちみゃく)』林家染二
『高尾』林家染雀
(中入り)
『仏師屋盗人』林家そめきち
「三題噺」林家花丸
『ふぐ鍋』林家染丸
三味線:山澤由江、吉川絹代
お茶子:長嶺かほり
開口一番は染丸さんに入門して1年足らずの染吉(そめきち)さん。
『つる』をゆったりな口調で語られました。もってテンポあったらと思ったけど、これから、これからですね。
なお染吉さんから染二さんまでネタは短めでした。7席を3時間弱でおさめようと思ったら、そういう時間配分になったのでしょう。
染雀さんは染二さんより弟弟子ですが、この日は中トリ。尼崎の米朝一門の勉強会と同じく、兄弟子が前に出てしっかり笑いととって、弟弟子をしごくという意図があるのでしょう。
染雀さんは、三代目春團治師の十八番という『高尾』を。春團治師に直接稽古をつけてもらったという。
ちなみに春團治さんは、NHKの朝ドラ『ちりとてちん』を観ているそうですが、師匠の草若が普段着(しかも横になって)で、稽古をつけているのが気になって仕方がないそうです。本当は師匠も正座して稽古を付けるそうです。
で肝心の染雀さんの噺のほうは・・・すいません。暖房がよく効いてて、睡魔に襲われました。
この公演のチラシには染雀さんの演目については「(おたのしみ)」とあったので、おそらくネタおろし(初演)だったんですね。
中入り明けて、緞帳が上がる前に、上方落語協会の法被姿の笑丸(えみまる)さんと染太さんが登場。立ち見のかたを空席に誘導されてました。立ち見のかたは全員、着席されました。この公演では立ち見席を売らなかったのですね。
それにしても、繁昌亭の座席は非常に小ぶりで冬の着ぶくれた状態で詰めるとホントきついのですが(苦笑)
中入り明けは、そめすけさんの後は、花丸さん。
「三題噺」を。観客から3つの題を頂戴して、それを噺の中に入れて、即興で一つの噺にするというものです。かつてのテレビ番組『ざこば・鶴瓶らくごのご』でざこば、鶴瓶両師が毎回挑んでられてましたね。
ネタは「朝青龍」「成人式」「ハニカミ王子」でした。
もっと違う題が挙がれば、話ができる範囲が広がるのにと・・・と思いましたが、花丸さんはうまく纏められて、サゲも違和感のないものでした。
トリは染丸さん。
マクラでは落語指導と監修を担ってる朝ドラ『ちりとてちん』のこと。
朝から夜遅くまで脚本のチェックから本番の立ち会いまで、非常に激務だようです。
キッチリしておられる染丸さんなので、話の中に出てくる違和感なシーンなどは、かなりの指摘をしたそうですが、時間の関係もあり、改善できなかったようです。そうやろうなと思いました。
本編は『ふぐ鍋』を。この噺は二代目染丸師の作で、林家のお家藝とか。
噺の中に出てくる「大橋さん」とは三代目染丸師の本名だそうですが。ちなみに今の染丸さんは四代目。
『ふぐ鍋』は生では前座クラスのかたでしか聴いたことがなかったのですが、染丸さんクラスだとさすがの語り口でした。フグが旨そうでした(笑)
#それにしても、あんなに旨いフグを拒否するなんて、考えられない(笑)
最後は一門のみなさんやお囃子さんも舞台に登場して手締めを。「大阪締め」で締められました。
「打〜ちましょう(パンパン)。も一つせ(パンパン)。祝おうて三度(パパンパン)」。
リンク:
・染丸@web
・林家染二オフィシャル・ホームページ
・手締め
・ふぐ鍋@上方落語のネタ
2007年11月21日02:52

この日の夜席の催しは「大阪大学同窓落語会」。
大阪大学文学部出身の噺家さんの会でした。
繁昌亭支配人である恩田氏の企画とのこと。
月曜日の夜にしては、結構な客の入り。7〜8割くらい埋まっているかと思いました。
この日の演目は以下の通り。
『みかん屋』林家染左(そめざ)
『掛け取り』林家染雀(そめじゃく)
講談 旭堂南海
(中入り)
座談会 南海・染雀・染左 司会:中川桂(大阪大学講師)
『葬儀屋さん』(創作)笑福亭福笑
三味線:寺西美紀
トップバッターは染左さん。
『みかん屋』をそつなくキッチリ演じられましたが、会場なかなか温もらず。
阪大関係者などインテリ客が多いためか、お客さんの反応が鈍かったです。おもろかったら笑わな。
二番手は染雀さんの『掛取り』。大晦日の噺ですが、もうこの噺が出てくる時期になったのですね。
中トリは講談の旭堂南海さん。
落語で云うマクラでは南海さんが阪大時代にしでかしたIQ高き(笑)悪戯やエピソードを話されました。
ここにきて会場がようやく温もったような。お客さんの反応もよかったです。
本編は赤穂義士に纏わる講談を一席。
中入り明けは座談会。
司会の中川桂さんは染左さんの実兄で阪大の講師。
御三人の入門時のエピソードなど。
染雀、染左さんは入門時、師匠の染丸さんから親の同伴を求められたとか。
自らの噺で客を納得させなければならない噺家を志すのに、入門を関して親を納得させられないようでは駄目だから・・・とか。同感です。
御三人とも、阪大出身だから仕事にもらえた・・・というのは無かったとか。
学歴ではなく、あくまで自身の藝で勝負しなければならないからね。
座談会の最中、染雀さんの”ボケ”に対し、先輩の南海さんが扇子で染雀さんの頭をはたいていました。
それは非常に間の良いものでした(笑)
座談会のあとは、トリとしてゲストの福笑さんが登場。
阪大OB落語会になんで福笑さんかと思ったら、(以下リンク先の恩田さんのコラムによると)福笑さんの娘さんが阪大大学院生だそうな。だからか。
ネタは創作の『葬儀屋さん』。
ブラックユーモアもたっぷりで、インテリな阪大関係者からも笑いを誘っていました。
午後9時ごろ終演。
リンク:
・新しい伝統、阪大からも育つか@朝日新聞(繁昌亭支配人恩田雅和氏のコラム)
・卒業生の活躍@大阪大学/文学部
2007年11月08日02:28
ABC朝日放送(近畿ローカル)で毎夕放送されている「歴史街道」は今週は上方落語の舞台を巡る特集です。
いつもは女性の旅人がひとり出ているのですが、今週は落語を取り上げるので、落語家の林家染雀さんも出られてて名所を巡られています。
火曜日は四天王寺さん、水曜日は高津(こうづ)さんでした。
四天王寺さんなら『天王寺詣り』に『鷺捕り』、高津さんなら『高津の富』に『いもりの黒焼き』などが思い浮かびます。
水曜日は高津宮境内にある「高津の富亭」にも立ち寄られて、染雀さんが『高津の富』を口演されていました。
木曜日は難波橋(なにわばし)、金曜日は大阪天満宮が取り上げられるそうです。
リンク:歴史街道@朝日放送
http://www.asahi.co.jp/rekishi/
いつもは女性の旅人がひとり出ているのですが、今週は落語を取り上げるので、落語家の林家染雀さんも出られてて名所を巡られています。
火曜日は四天王寺さん、水曜日は高津(こうづ)さんでした。
四天王寺さんなら『天王寺詣り』に『鷺捕り』、高津さんなら『高津の富』に『いもりの黒焼き』などが思い浮かびます。
水曜日は高津宮境内にある「高津の富亭」にも立ち寄られて、染雀さんが『高津の富』を口演されていました。
木曜日は難波橋(なにわばし)、金曜日は大阪天満宮が取り上げられるそうです。
リンク:歴史街道@朝日放送
http://www.asahi.co.jp/rekishi/
2007年09月10日12:29

4月から毎月第一金曜日の夜に続けられてきたこの企画は今月が最終回。
今回は芝居噺の特集でした。
チケットは前売りが買えなかったのですが、余裕で当日券が買え(協会主催の会ではないので、JAF会員割引は無し)で2階席の最後列で鑑賞しました。
会場前では笑福亭喬介さんに、先日染丸さんに入門したばかりの林家染吉さんが呼び込みと整理券を配布されておりました。染吉さんは舞台番も担当されました。初めての繁昌亭の舞台だそうで、緊張していたようす。座布団返しに見台や膝隠しのセッティングは慣れてなくて、舞台袖からの兄弟子の声でのアドバイスにより、時間がかかりましたが無事やりおえると、客席から拍手が起こっていました。
演目は以下の通り。
『開口一番:延陽伯』林家卯三郎
染丸のおもしろ落語講座「落語と歌舞伎」林家染丸
寄席の踊り『五段返し』林家染雀
『七段目』桂小米朝
『本能寺』林家染丸
(中入り)
軽口『新町橋』林家染二、林家花丸
『昆布巻芝居』林家染丸
三味線:山澤由江
鳴り物:林家染左
舞台番:林家染吉
開口一番は卯三郎さん。きれいな丸刈り頭で登場された卯三郎さん、2階席からも頭がぴかぴかなのがよくわかりました(苦笑)
卯三郎さんが『延陽伯』を15分できっちり終えられた後、染丸センセご登場でした。
ホワイトボードをバックに、落語と歌舞伎についてのお話でした。
・江戸末期から明治にかけて歌舞伎の全盛期で、その人気に肖ろうと取り入れられたのが芝居噺。
・歌舞伎の一幕を口演した芝居噺はいろいろあったようです。それは本物の芝居を見るには高い木戸銭を払わなければならないのに対し、落語は安い木戸銭で済むので。入場料に関しては今も同じですが。
・もともと数多くあった芝居噺も時代とともに廃れ、数少なくなったという。噺の題が書面で見ても、その中身まで書かれていないので、再現することができないのだそうです。
・芝居噺には2つあり「正本芝居噺」と「滑稽芝居噺」があるそうです。芝居の一幕を鳴り物や囃子をつかってそのまま喋るのが前者。この日演じられた『本能寺』がこれにあたる。一方、普通の噺の中で「芝居の物真似をしてみよう」というのが後者。『七段目』や『昆布巻芝居』がこれにあたるそうです。
染雀さんの踊りの後は、ゲストの小米朝さん登場。
『七段目』聴かせていただきました。来年の襲名を控え、決意を感じる気迫の熱演でした。
中トリは染丸さんによる『本能寺』。
下座(お囃子)と染丸さんの身振り手振りで噺が薦められました。
『仮名手本忠臣蔵』もそうですが、実在の人物をそのままの名前で使っていないんですね。でもそれは体裁で、実際は「あいつのことやろ」とわかっていたはずですが。
大ホールと違う最後列でも演者の身振り手振りが分かるので、染丸さんの細かい仕草や仕掛けも十分楽しめました。
中入り明けは、「軽口」。『新町橋』という明治時代に流行った芝居を漫才形式で演じられました。
トリは染丸さん。『昆布巻芝居』は店子の若い男が、大家の家でたいている昆布巻きの鍋の蓋を空けさせおうと、大家の前で芝居を打つものでした。その芝居は宮本武蔵が山中で異人と出会い闘う・・・ものでした。噺は馴染みのないものでしたが、非常に愉しめました。
と同時にこの噺は、噺家に非常に力量が必要だと感じました。
リンク:
・染丸@web林家染丸公式ホームページ
・本能寺・・・上方落語の芝居噺
2007年06月17日14:03

この日の演目は以下の通り。
『開口0番:文太の前噺』桂文太
『米揚げ笊(こめあげいかき)』笑福亭呂竹
『按七(あんしち)』林家染雀(そめじゃく)
『猫の災難』桂文太
(中入り)
『ちりとてちん』月亭八光(はちみつ)
『辻占(つじうら)茶屋』林家染雀
・抽選会 文太・呂竹
文太さんの前噺は『猫と災難』に因み、「ねことねずみ」。ねことねずみに因んだ小噺が披露されました。
トップバッターは呂竹さん。スポットライトの光熱で額に汗しながら、『米揚げ笊(いかき)』をテンポよく演じられました。私は「下がる」より「上がる」噺を聴くのがすきですね。
呂竹さんのあだ名は「ムキ卵」なようですが、まるで「ムキ卵」な顔に水滴がいっぱいついている感じでした(笑)
二番手染雀さんの一席目は『按七(あんしち)』。珍品の部類に入る噺だそうで、題名も噺の中身を聴くのは初めてでした。
無筆(字の読み書きができない人)である主人公の按摩の七兵衛が、小金をもち、偉そうにしているのを嫌った昔からの友達が、七兵衛を懲らしめてやろうと、七兵衛が『七』という字が書けるか書けないか、七兵衛と賭けをすることに。相手が掛け金を集めている間に、七兵衛が近くの知り合いの奥さんに『七』の書き方を教えてもらうのですが、いざ書いて『十』まで書けたが、最後に曲げる向きを間違えて噺が落ちます。
七兵衛さんの狡いとこなど、染雀さん好演されていました。
中トリ文太さんは『猫の災難』。文太さんの主人公の「酔っていく様」。好演でした。
工夫次第でいくらでもおもろい噺にできるんやないかと。でも空腹時には堪える噺ですねぇ(笑)
鯛と酒が巧そうやった(笑)
鯛持ち逃げの”犯人”にされてしまった、猫はとんだ濡れ衣ですね。

梅雨の間の晴れ間ならぬ星空の下、お茶菓子が振る舞われました。
ごちそうさまでした。
中入り明けは、八光(はちみつ)さん登場。関西の人なら、知らない人はいないでしょうけど、月亭八方さんのご子息です。顔はよく焼けていました。落語会は屋外ですることはないので、外回りの仕事(グルメレポーターとか)とか、ゴルフのし過ぎでしょう(笑)
マクラでは「今はひそかに落語がブームなんです」てな話をしていましたけど、そんなん今更いわれても...な印象。ブームなんて関係ないとマイペース貫いてほしいくらいです。
噺は八方さんより南光さんぽい。登場人物が驚く様がとても南光さんぽいなと思ったら、八光さん曰く「南光師匠の教えてもらった通りに演じる」とのこと。確かにそれはわかった。
でもこれからは八光さんの色も出してもらいたいです。
トリは染雀さんの『辻占茶屋』。
マクラでは飛田へ遊びにいった先輩噺家(おそらく某兄弟子?(笑))の詳細な飛田レポートを。現在は料理店な飛田は、そういう仕組みになっているのか、と。ええ情報ありがとうございました(笑)
本編では、お囃子との三味線との呼吸も絶妙。
林家のみなさんは”ハメもの”がお上手なのはわかっていたけど。さすがは姉キンな染雀さんであります。
抽選会は時間がおしたので、短め。
笑呆亭の正解も弁護士さんの回答そのままでした。その回答からいろいろ遊ぶのが、楽しみでもあるんですが(笑)
土曜日の夜席はお客さんが少ないといわれてますが、この日は多かったです。いつもの昼席並みでした。
これからは猛暑の下、昼席にいくよりは、夜席のほうが多いかもしれません。
リンク:田辺寄席
2006年10月15日12:35

土曜日の万博のJリーグが”はねた”後は、万博の試合終了直前に会場を脱出し、臨時のモノレールに飛び乗り、千里中央から御堂筋線経由で、会場に到着しました。
会場につくと、文太さんの開口0番が始まっていました。
本日のお題は以下の通り。
「開口0番〜文太の前噺」桂文太
「看板の一(ピン)」林家染左
「餅屋問答」林家染弥
「四○三号笑呆亭…『ろくろっ首』から」桂文太
(中入り)
浪曲「祐天吉松」菊地まどか(曲師:一風亭初月)
「御神酒徳利(おみきとっくり)」林家染雀
抽選会 進行:文太・染左
文太さんの開口0番のお題は「連勝連敗」。先日のプロ野球のプレーオフやドラゴンズ優勝の話題が織り交ぜられていましたが、「彦八まつり」での以前行われていた相撲大会に話が及ぶと、舞台袖にいた染雀(そめじゃく)さんと染弥さんも登場。大会でのエピソードを話し、会場は大盛り上がり!
噺家同士の相撲大会。相撲はまわし1本で取り組みますから、そりゃ最後は”艶な結末”に(笑)・・・それもあってか、今は、相撲大会から(”艶な結末”になることはない(笑))スポーツチャンバラになったそうです。
因みに賞金は5万円。別のところである噺家が噺されていましたが「生活が苦しい若手の噺家にとっては(5万円は)大きいので、結構マジになる」そうです(笑)
トップバッターは染左さんの「看板の一(ピン)」。
話しっぷりがとても明瞭。情景も浮かびやすかったです。
どの会でもそうですが前座のかたって、不明瞭な人が多くて、聞き取りづらい場合が多いのですが、染左さんはそんなことはなかったです。トリ後の抽選会でも司会の文太さんをテキパキサポート。今まで田辺寄席で聴いた前座さんの中では一番よかったです。
染弥さんは「餅屋問答」。成り行きで寺の和尚に扮した餅屋が、訪れた旅の僧と禅問答を繰り広げます。
染弥さんの高座は初めて。美男だし、女性ファンが多かろう。餅屋と旅僧の問答バトル(笑)でのさまざまな表情を軽快の描写。見事でした。
文太さんの「笑呆亭(しょうほうてい)」は前月から始まった田辺寄席での新シリーズ。噺の中で起こる事件を本物の弁護士さんに裁いてもらい、それを会場の観客が予想するというもの。
弁護士さんに裁いてもらう・・・NHK「生活笑百科」にヒントを得たんでしょうか?
文太さんは、今月も軽妙な語り口。阿呆の描写が見事で、会場の爆笑を誘っていました。・・・首が長かろうが別嬪さんなんやから、我慢せな(笑)
中入り明けると、女流浪曲師の菊地まどかさんが登場。
地元東住吉出身のまどかさん。病院の事務を8年やってから浪曲師になって2年目と仰ってましたが、その実力はそれを感じさせない素晴らしいもの。「祐天吉松」という人情ものでしたが、私も目頭が熱くなってしまいました。
浪曲師は2年目だそうですが、その前に民謡を長らくされていたようで、河内音頭の櫓にも立っているそうです。・・・声がちゃんと出ていたので、幼いころからの舞台に立っていたんだそうなと思いましたが。
トリは染雀さんの「御神酒徳利」。染雀さんは以前「姉様キングス」での女形姿は拝見したことありますが、”男装”での(笑)高座は初めてでした。
この日一番会場を沸かせていました。大いに笑いました。
サゲのほうが8・8文珍Dayでの文珍さんのときと違って、ハッピーエンドになっていました。
今月は林家一門でしたが、染丸さん門下のみなさん若く、一番弟子の染二さんが40歳代なかば位で、今回トリで出た染雀さんも40歳手前だったと思います。しかし今回聴いた御三師とも、とても素晴らしかったです。
一門のみなさん、スジがよく語り口もしっかりしてて、藝達者な師匠の下(おそらく稽古も厳しい)で育っていったのかと。
今後が愉しみ一門。。。いや末恐ろしいわ(笑)
リンク:
・田辺寄席
・浪曲師、菊地まどか
・asahi.com:伝統芸能(3) - マイタウン大阪(菊地まどかさんが紹介されています)
追伸


田辺寄席の会場ロビーで、「天満天神繁昌亭」のステージ模型が展示されていました。
とても精巧にできていました。
目樽工房さんの作品だそうで、舞台だけでなく、その袖のお囃子場や緞帳も本物そっくりに精巧に作られていました。
開場以来大入りが続いていますが、楽屋には出番のない噺家さんも挨拶に(冷やかしに?)訪れているそうな。いものこを洗うような感じなんでしょうね。
あの狭まそうなお囃子場も立錐の余地なしだったんだろうな、と(笑)
リンク:
・天満天神繁昌亭のステージ模型@田辺寄席
・天満天神繁昌亭舞台模型完成!@目樽工房
2006年09月15日23:59
落語の定席「天満天神繁昌亭」がきょうオープンしました。
開席前の天神橋筋商店街でのお練りでは、三代目桂春團治師を人力車に乗せ、桂三枝上方落語協会会長が引く場面のほか、桂三枝会長が人力車に乗り、笑福亭鶴瓶師がそれを引く場面があったようです。(なお、2枚目画像のその両端を固める綺麗所は「姉様キングス」。右側の林家染雀師は女装(笑)。)
2億円近い建設費が全て市民(法人含む)の寄付で賄われたのは凄いけど、これからの課題は寄席運営を維持していくこと。やっていけるかな?
ちなみに画像は読売新聞夕刊(大阪本社版)の第一面と社会面。
読売・毎日とも、皇室の話題より紙面が割かれていたのは正直嬉しかった。
リンク:
・上方落語待望の定席、「天満天神繁昌亭」がオープン@朝日新聞
・天満天神繁昌亭
・桂三枝の落語的日常(ブログ)
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