MASARUのブログ

since2005。 from Osaka, Kyoto, etc.

桂米八

【訃報】桂米八さん(曲独楽)

舞台で曲独楽(きょくごま)を披露されていた落語家の桂米八(かつら・よねはち)さんが食道がんでなくなったそうです。
58歳。
2015-01-21-08-31-55

(以上、1月21日の朝日新聞より。)続きを読む

市民寄席@地下鉄今里・東成区民ホール5

77c50ed8.jpg8日木曜日は地下鉄今里近くの東成区民ホールでの市民寄席に行ってきました。
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第416回田辺寄席@大阪市立阿倍野青年センター

第416回田辺寄席18日日曜日の午後は、「田辺寄席」に行ってきました。

私が着いたときには文太さんの前噺「開口0番」が始まっていました。客席はほぼ満席。
いつも通り、最後列で鑑賞しました。




この日の演目は以下の通り。

『開口0番〜文太の前噺〜』桂文太
狸賽(たぬさい)』桂ちょうば
厄払い』桂米左
親子茶屋』桂文太
(中入り)
曲独楽 桂米八
景清』桂千朝


文太さんの「開口0番」は今回は「悋気(りんき)」についてでした。後ろで米八さんの曲独楽があるので、古典の『悋気の独楽』にかけて「悋気」を選ばれたのでしょう。
文太さんの娘さんが幼稚園のときに色塗りした独楽を持参されました。

ちょうばさんは『狸賽』を披露されました。恩を受けた狸が、恩をもらった人がやるバクチのサイコロに化けて、恩返しする噺。
前座らしく座を温めたところで、米左さんにバトンタッチ。

米左さんは、マクラで開口一番「・・・私のところは、中入りのようなもので。皆様、ロビーに出て背中をのばすなり、トイレに行かれるなりご自由になさってください。私はここで一人でもやっておりますので・・・」旨のことを口にされたんですが(当然シャレ)、謙遜が過ぎてて、クドいと思うほどでした。何もそこまで謙(へりくだ)らなくても。
噺は『厄払い』。この2月いっぱいまでできる季節柄の噺。3月になったらできない・・・旨を説明された後、本編へ。師匠の米朝さん譲りの端正な語り口でした。

中トリは文太さんは『親子茶屋』。米朝さんのほか、小米朝さん、文珍さん、染丸さんで聴いている噺。お茶屋通いを続ける若旦那に毎朝苦言を呈する旦那さんでありましたが、実は似たもの親子だったという訳か。
お茶屋さんの噺なのでお囃子もたっぷり入り、はんなりした味わい。楽しく聴かせていただきました。

中入り明けは、米八さんの「曲独楽」。土曜日の繁昌亭での貸切公演に続いて2日連続で拝む(米左さん、ちょうばさんも2日連続でしたが、ともにネタが違う)ことになりましたが、愉しめました。米八さんの至芸に対する反応は田辺寄席のほうがよかった印象でした。

トリは千朝さんの『景清』。東京の八代目桂文楽さん(先代。故人)の十八番だそうですが、もとは上方落語で京都が舞台。
ふとしたところから盲目となった木彫師の定九郎が柳谷の観音さんに100日の願掛け。シャイな性格の定九郎を演じきられていたと思います。ただ下座(お囃子)が銅鑼(どら)で雷を鳴らすシーンがあるのですが、銅鑼の雷の音と台詞が重なって、聞こえづらかったのは残念でした。

土曜日の貸切公演に観に行ったとき、出演の噺家さんが日曜日の田辺寄席と重なり、行こうかどうしようかと思いましたが、千朝さん熱演でしたし、米八さんの至芸も拝めて、行ってよかったです。


リンク:
田辺寄席
【落語で散歩】景清(柳谷観音・清水寺)


追伸
笑点ステージ模型-1笑点ステージ模型-2笑点ステージ模型-3

雀のおやどステージ模型


田辺寄席会場のロビーに、目樽工房さん作の「笑点」「雀のおやど」「高津の富亭(こうづのとみてい)」などのステージ模型が飾られていました。
「笑点」のは、座布団まで手の込んだ造りです。凄い!


リンク:目樽工房「笑点」舞台模型完成

20070217天満天神繁昌亭夜席(米朝一門貸切公演)

20070217繁昌亭夜席-120070217繁昌亭夜席-220070217繁昌亭夜席-3


土曜日は昼は別用事があり、それを済ませ、夜は繁昌亭の夜席へ。
この日の夜席は、材木業界のみなさんへの貸切公演に招待していただきました。出演は米朝一門のみなさんでした。
米朝事務所のサイトに公演依頼のページがありました。その内容をみると、電話一本で出演の噺家から会場までのセッティングをやってくれるようですね。今回の公演もそんな感じで決まったかも?(想像ですが)
(→リンク:公演依頼@米朝事務所

因みにこれからの繁昌亭は昼は定席で夜は協会メンバー主催の落語会公演(貸しホール状態)で運営していくそうです。

この日は、初めて繁昌亭の1階席の最前列に陣取りました。
繁昌亭では専ら2階席の最前列で観ているのですが、この日は繁昌亭が初めてだという知人と一緒に鑑賞しましたので、演者の顔がしっかり拝める席がいいかなと思い最前列にしましたが、高座がその名の通り高すぎるので、演者さんの膝部分が拝めないし、ずっと見上げた状態での鑑賞でしたので、繁昌亭の初めてにこの位置での鑑賞はきつかったかなと思いました。
逆に最前列のかぶりの位置だったので、米八さんの、曲独楽を日本刀の切っ先で留める藝は、迫力満点で愉しめました。

この日の演目は以下の通り。

平林(たいらばやし)桂ちょうば
ふぐ鍋桂米左
曲独楽 桂米八
子は鎹(かすがい)桂ざこば

※中入りナシ。

開演30分前に入り、最前列で陣取り、いろいろ談義(サッカーとかラグビーとか)。
開演直前に主催者のかたからご注意がありました。
客席で飲食はするな(NGKや上野鈴本はOKだが)。携帯電話を鳴らすな。ポケットベルは携帯電話に買えろ(これは冗談です)・・・と落語鑑賞が初めてなかたもおられるでしょうから、何度も注意されていました。
そして「二番太鼓」が鳴らされ、開演。天神祭の船が描かれた緞帳が開きました。
前座さんの出囃子は『石段』と決まってて、それに乗ってちょうばさんが上手より登場されました。
”かぶり”の席だったので、高座の上に掲げられた額の『楽』(米朝さん:筆)がよく見えました。

ちょうばさんは「平林(たいらばやし)」を披露されました。この噺、東京では「平林(ひらばやし)」と云うそうですね。ゆとり教育とかで教育水準下がっている現在ですが、なんぼなんでも「平林」は読めるやろ(笑)と。
楽しい噺で、小学生にもウケる噺やと思います。

ちょうばさんが15〜20分くらいで演じ終えると、米左さんと交替。
米左さん登場され、いろいろマクラをしゃべっているのを拝みましたが、かぶりの席だったので、演者さんの目の動きや顔色で、演者さんが客席の状況・反応ぶりを見て、何の噺を喋ろうとしているのかが読み取れました(微笑)
米左さんは「ふぐ鍋」でした。てっちりうまそうやった・・・。空腹時に聴くと堪える噺です(苦笑)
この噺はサゲ(オチ)も好きです。身分の低い人間に一杯食わせようと思ったら、逆に食わされてしまったということでね。痛快な場面でもあります。

3番手は米八さんの曲独楽(きょくごま)。
独楽回しのレベルが上がっていくにつれ、観客の反応も上がっていったと思います。
かぶりの席だったので、米朝一門の噺家に見立てた小さな独楽を個別で回すときは見づらく、残念でしたが、大きな独楽を日本刀の切っ先に留める藝には大きな拍手が上がっておりました。これぞ至芸。

トリはざこばさん。
マクラは例の通り、ざこば夫人との”実録ドキュメント(笑)”から、いつの間にか「子は鎹(かすがい)」の本編へ。
かぶりの席だったということもあってか、思い切り感情移入。かなり目頭が熱くなりました。隣の女性は感涙していたなあ。
去年の9月の松竹座がネタおろし(初演)だったとは思えない。ざこばさんの十八番といってもいいでしょうね。

「子は鎹」はざこばさんが最近よく演じる噺ですが、この日は材木関連の業界のみなさんの貸切公演だったので、大工さんが出てくるこの噺を選ばれたのでしょう。
だからか、噺の中で「堀江の材木屋へ・・・」と云う場面があるのですが、そこで変にウケていました(笑)

開演から2時間くらいで終演でした。

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